1. 概要
本章では、Finereport 10.0 から 11.0 へアップグレードする際に知っておくべき関連事項を（主に帳票、グラフ、プラグイン、モバイル端末の互換性説明など）詳細に紹介しています。
注：アップグレートする前に本章を参照してください。
2. 帳票の互換性に関する説明
1）テンプレート互換性
Finereport10.0 は、Finereport11.0で作成/開いたテンプレートを開くことができません。
通常、Finereport11.0は、Finereport10.0 で作成されたテンプレートを使用できます。
2）リモートデザイン
Finereport10.0は、Finereport11.0帳票プロジェクトにリモートで接続できません。Finereport10.0は11.0 の .finereport110 キャッシュ ファイルを取得できません。
Finereport11.0は、Finereport10.0 帳票 プロジェクトにリモートで接続できません。Finereport11.0は10.0 の .finereport100 キャッシュ ファイルを継承しません。
3）Finereport 11.0 では「新規帳票のプレビュー」機能を廃止し、プラグイン対応に変更しました。
元の Finereport 10.0 プロジェクトで 3 か月以内に「新バージョン帳票のプレビュー」機能を使用した痕跡がある場合、この機能はアップグレード時にプラグインの形で自動的に保持されます。
4）「新バージョン計算エンジン」プラグインは組み込み機能になりました。
一般帳票は、帳票エンジンのプロパティを .cptx テンプレートに変換せずに直接設定でき、元の cptx テンプレートは引き続き通常どおり使用できます。
「テンプレート ヘルパー」機能が取り除かれ、独立したプラグインになります。
5）Finereport10.0 と Finereport11.0 は、異なる JS API インターフェイスを提供します。
10.0から11.0へバージョンアップ後、「新バージョン計算エンジン」を使用せず、「新バージョンダッシュボード」に切り替えることなく、元の10.0のテンプレートを通常通りご利用いただけます。
「新バージョン計算エンジン」または「新バージョンダッシュボード」を使用する必要がある場合は、JS API インターフェイスを 11.0 インターフェイスに変更してください。詳細については、以下を参照してください。JS API 互換性に関する説明 。
注: 非公式の JS API インターフェイスは、Finereport11.0 で正しく動作することを保証できません。
6）権限管理
Finereport 10.0 は、リモート デザイン サーバー データ セットのアクセス許可制御を実行できません。Finereport 11.0 にアップグレードした後にサポートされます。これにより、スーパー管理者以外のユーザーは、サーバー データセットのコンテンツおよび対応するテンプレート コンテンツを使用/表示する権限を持たなくなる可能性があります。
開発者がサーバー データセットを表示または使用できない場合、またはサーバー データセットを使用してテンプレートを編集、保存、またはプレビューできない場合は、「データ接続制御」ボタンを閉じるか、対応するサーバー データセットを使用する権限をユーザーに割り当ててください。データ接続権限を参照してください。
3. モバイル互換性に関する説明
Finereport10.0 アプリは Finereport11.0 レポート サーバーを追加できず、Finereport11.0 アプリを再度ダウンロードする必要があります。
Finereport11.0 アプリの説明は次のとおりです。
1) FineBI 5.1 サーバーは、バージョン 11.0.50 より前のアプリに追加することはできません。Finereport 10.0 アプリのみが互換性があります。
2) 11.0.50 以降のバージョン アプリは、FineBI 5.1.19 以降のバージョンのサーバーの追加をサポートします。
注: アプリのバージョン 11.0.50 は 2021/12/18 にリリースされました。
4. チャートの互換性に関する説明
1) Finereport 11.0 では、チャート・データ・ソースのフェッチ・ロジックが再構築されました。一部のシナリオでは、旧テンプレートがアップグレードされた後にチャートの効果が変わります。「チャート データ ソース互換性」プラグインを介して、テンプレートを 10.0 の元のフェッチ ロジックに切り替えることができます。新バージョンと旧バージョンの違いは次のとおりです。
2）Finereport 11.0 では、グラフのデフォルトのカラー マッチング ロジックが変更されました。バージョンアップ前は「デフォルト」を選択、バージョンアップ後は「定義済み＞テーマに従う」で設定した8チャート系列の色表示を選択できるように対応しています Finereport 11.0の対応色は10.0のデフォルト色に対応しています。チャート タイプを参照してください。
5. プラグインの互換性に関する説明
5.1 公式プラグイン
| 公式プラグイン | 対応状況 |
|---|---|
| デシメーション キャッシュ | Finereport10.0 はこのプラグインを使用しています Finereport11.0は組み込み関数に変換された。 |
| コンポーネントの再利用 | |
| 新計算エンジン | |
| ダッシュボードの新しいアダプティブ | |
| トップパラメータパネル | |
| ラジオ ボタン グループ モバイル ボタン グループ スタイル | |
| モバイルの赤いテーマ | |
| 日付モバイル カレンダー スタイル | |
| モバイルポップアップ | |
| HTML5目次リターンボタン | |
| モバイル向けのシンプルなドロップダウン スタイル | |
| シンプルなモバイル カレンダー スタイル | |
| チャート セルのデータ ソース | |
| ログイン状態更新プラグイン | |
| 性能最適化 | Finereport10.0 はこのプラグインを使用しています Finereport11.0 では、プラグインが 3 つのプラグインと組み込み関数に分割されています。
|
| パーミッション チェックボックス アイコン プラグイン | Finereport10.0 はこのプラグインを使用しています Finereport11.0 はこのプラグインと互換性がありません |
| 制御パフォーマンス最適化プラグイン | |
| チャート（旧バージョン） | |
| 新しい印刷無視印刷オフセット構成テーブル | |
| Excel マークアップ インポート アドイン | Finereport10.0 はこのプラグインを使用しています Finereport11.0.2以降のバージョンがこのプラグインと互換性があります。 |
2）上記の表で指定されていないプラグインについては、Finereport 11.0 の対応するプラグイン バージョンをダウンロードしてください。
注：プラグインの取得はなるべく弊社にお問い合わせください。
5.2 サードパーティ・プラグイン
サードパーティ・プラグイン | 対応状況 |
|---|---|
| 強化された式エディター | Finereport10.0 はこのプラグインを使用しています Finereport11.0は組み込み関数に変換された。 |
welink は h5 プラグインを統合 | Finereport10.0 はこのプラグインを使用しています Finereport11.0 はこのプラグインと互換性がありません。 |
| 定義済みスタイルの強化 | Finereport11.0 はこのプラグインをサポートしていません。 |
| 血統分析 | |
| タブ カルーセル効果 | |
| ダッシュボードの動的背景 | |
| ページ読み込み動画のカスタマイズ | |
| ラテックス式 | Finereport10.0ではこのプラグインを使用しています Finereport11.0 は一時的に互換性がありません。 |
| 3D地球 | |
| ArcGis マップ プラグイン | |
| タイミング図 | |
| ドキュメントのオンライン プレビュー | |
| 画像ライトボックス | |
| レポートのページ付けコンポーネント | |
| 3Dカードアニメーション | |
| 特別な説明がないサードパーティプラグインは、デフォルトで FineReport 11.0 と互換性があります。 | |