一.概要
1.応用シーン
FineReportのライセンス移行には専用のプラグインを利用することができます。「ライセンス移行のプラグイン」は次のシーン応用できます。
1.メジャーバージョンのバージョンアップ:FineReport10.0からFineReport11.0へのバージョンアップの場合に応用できます。
2.サーバ移行:ローカルマシン情報認証を利用した帳票プロジェクトでは新旧帳票プロジェクトのサーバのMacアドレスが異なり、プロジェクトのライセンス移行が必要な場合に応用できます。
3.同時アクセス数追加:同じプロジェクトにより多くの同時アクセス数を許可するライセンスを導入し、本来のライセンスを入れ替わる必要のある場合に応用できます。
2.機能紹介
ローカルマシン情報認証を利用した帳票プロジェクトを対象にライセンス移行が必要な場合、次の2つの方法を利用できます。
1.ローカルマシン認証ライセンス移行:ライセンス移行の手続きが煩雑なものになります。
(推奨)2.ローカルマシン認証ライセンス移行専用のプラグイン:どのようにこのシンプルで使いやすいプラグインを使ってライセンス移行を実現させるかを本章で説明します。
エクスポートされた新、旧サーバのマシン情報をユーザは営業担当者に送信した後、営業担当者はライセンス移行専用のプラグインをユーザに送信します。
受信した後、ユーザは旧帳票プロジェクトにて同プラグインをインストールして実行します。旧帳票プロジェクトのライセンス認証を解除し、新帳票プロジェクトのライセンスを生成します。
3.注意事項
よりシンプルで便利なライセンス取得方法をおすすめします:パブリッククラウド登録。(サーバの外部通信が必要)
1.ライセンスを移行する前、旧帳票プロジェクトは元のサーバにて正常に起動できることを確保してください。
2.「ライセンス移行のプラグイン」を通して移行を実現させるチャンスは一回しかありません。移行完了後もう一度移行が必要となった場合、新しい移行ツールを獲得するよう改めて業務担当者に連絡してください。
3.一時ライセンスは移行できません。ローカルマシン登録を参照して正式なライセンスを取得してください。
二.操作手順
1.関連材料を用意
1.旧帳票プロジェクトの登録情報のrifファイル
管理者は旧帳票プロジェクトにログインし、システム-登録管理-バージョン情報を順にクリックします。さらに、「登録情報をエクスポート」をクリックして旧帳票プロジェクトの登録情報のrifファイルをエクスポートします。下図通りです。
2.新帳票プロジェクトの登録情報のrifファイル
管理者は新帳票プロジェクトにログインし、システム-登録管理-バージョン情報を順にクリックし、「今すぐ登録」をクリックします。認証方法を「ローカルマシン情報認証」にして「登録情報をエクスポート」をクリックし、新帳票プロジェクトの登録情報のrifファイルをエクスポートします。下図通りです。
3.新帳票プロジェクト名
新帳票プロジェクト所在のサーバ%FR_HOME%\webapps\ディレクトリを開き、帳票Webプロジェクト名を確認します。デフォルト名はwebrootです。
登録前ユーザは自らの状況によってプロジェクト名を変更可能です。登録後は変更できなくなります。
注:このプロジェクト名の変更はテンプレートのハイパーリンクなどの設定に影響する恐れがあるため、慎重に変更してください。
プロジェクト名を変更することはこのフォルダ名を変更することになります。変更後、同プロジェクトへのアクセスアドレスはhttp://IP:ポート/プロジェクト名/decisionになります。
2.ライセンス移行のプラグインを獲得
登録情報を営業担当者に送信してください。
メールを受取り、内容に間違いがないと確認した後、業務担当者はライセンス移行のプラグインを生成させ、メールでお送りします。下図通りです。
以下の内容が必要です。
構成 | 内容 | 注意事項 |
添付ファイル1 | 旧帳票プロジェクトでエクスポートされたrifファイル 新帳票プロジェクトでエクスポートされたrifファイル | 新旧帳票プロジェクトのrifファイルに区別をつけるよう、別々のフォルダでファイルを保存してください
生成されたRegistrationInformation.rifファイルを開かないでください。そうでないとファイルが破損してしまい、FanRuanの業務担当者に送っても登録できなくなります |
添付ファイル2 | 旧帳票プロジェクトのシステム-登録管理のスクリーンショット | 1.プロジェクトが正常に起動できると示すよう、サーバのアドレスが確認できるスクリーンショットにしてください 旧帳票プロジェクトが元のサーバで正常に起動できなければ、ライセンス移行ができません。正常に起動できない場合、営業担当者にライセンス賦与を改めて申し込むしかありません
2.プロジェクトが登録されたと示すよう、「登録成功」が確認できる登録管理のスクリーンショットにしてください プロジェクトが登録されていない、一時的な登録、或いは登録期限が切れた場合、いずれもライセンス移行できないため、営業担当者に購入追加か、問い合わせするよう連絡してください |
3.旧プロジェクトで専用プラグインをインストール
システム管理者は旧帳票プロジェクトで専用プラグインをインストールしてください。
4.移行プラグインを実行
管理者は旧帳票プロジェクトにログインし、システム-登録管理-ライセンス移行をクリックします。「Lic移行プロセスを実行」をクリックします。
プラグインは旧帳票プロジェクトのライセンスを自動的に解除し、新帳票プロジェクトの登録ライセンスを生成させます。
注1:旧ライセンスを解除するに時間がかかるため少々お待ちください。解除できないままブラウザーの画面をリフレッシュすると404エラーが起きてしまいます。解除成功してから移行の画面が表示され、新しいライセンスを取得することになっています。
注2:新しいライセンスが失われた場合、古いライセンスを初回解除してから10時間内、管理者は再び「ライセンス移行」画面に入り、「Lic移行プロセスを実行」をクリックすることができます。
「Lic移行プロセスを実行」を再びクリックすると、もう一度新帳票プロジェクトの登録ライセンスが生成されます。前回生成されたライセンスは無効になります。
5.新プロジェクトの登録
管理者は新帳票プロジェクトにログインし、システム-登録管理-バージョン情報を順にクリックします。さらに、「licファイルアップロード」をクリックし、FanRuan.licというライセンスファイルをインポートします。下図通りです。
今までの操作が正しければ「登録成功」が表示されます。下図通りです。
注1:FanRuan.licは現在のプロジェクト%FR-HOME%\webroot\WEB-INF\resourcesのディレクトリに自動保存されます
注2:新帳票プロジェクト登録成功後、旧帳票プロジェクトのライセンス移行のプラグインを適時に削除してください。