一.概要
1.バージョン
FineBI サーババージョン | 機能変動 |
---|---|
6.0.4 | - |
6.0.5 | 公開データの検出内容に [データ使用容量]、[影響ユーザ数]を新たに追加 |
6.0.10 | 1)公開データの検出内容を最適化 |
6.0.12 | 公開データの検出内容、検索パネルに[リネージ階層]のフィールドを新たに追加 |
6.1.5 | 1)[ユーザデータ管理]を新たに追加し、[ユーザの分析]下のデータの管理を支援 |
2.応用シーン
システムの使用時間が増えるにつれ、[公開データ]と[ユーザの分析]に大量のデータセットが蓄積されています。
その中で多くのデータテーブルはすでに廃止されているか、または一度も使用されていないものがあり、これにより公共スペースが非常に混乱し、サーバリソースが大量に占用され、管理者にとっても監視と管理がしにくくなっています。
これらのデータを効果的に管理し、リソースの浪費と管理の困難を避けるにはどうすればよいでしょうか。
3.機能概要
FineBI は 「データ管理」機能を提供し、管理者とユーザが効率的にデータを管理できるように支援します。
· 公開データ管理:公開データに対して管理操作を行い、内容は次の通りです:[公開を取消]、[更新を中止]、[テーブル削除]
· ユーザデータ管理:[ユーザの分析]下のデータに対して管理操作を行い、内容は次の通りです:[テーブル削除]。
二.公開データ管理
スーパー管理者は、公開データに対して検出操作を行うことができ、公開データに対して[公開を取消]、[更新を中止]、[テーブル削除]などの操作を行うことができます。
サブ管理者は、検出された管理権限のある公開データに対して、[公開を取消]、[更新を中止]、[テーブル削除]などの操作を行うことができます。
1.公開データを検出
1)公開データを検出する操作
この操作はFineBIのスーパー管理者のみがサポートされています。
スーパー管理者がFineBIシステムにログインし、[システム]-[データ管理]-[公開データ管理] をクリックし、公開データ管理画面に入ります。
[今すぐ公開データ検出を行う] をクリックすると、システムは公開データのすべてのテーブルに対して検出を行います。
· デフォルトでは最近30日間の公開データのアクセス状況を検出します。
· [最近N日のアクセス状況] の設定項目を通じ、動的な検出範囲を変更することができます。設定範囲:1~90、単位:日。
· [最近N日のアクセス状況] の設定項目を変更した後、システムは直ちに1回の公開データ検出を実行します。
2)検出結果を表示
検出が完了すると、自動的にこのページに最新の検出結果が表示されます。FineBI 管理者は自分が管理権限のある公開データの明細を確認することができます。
· 検出が完了した後、明細表の書式で検出結果を表示します。基礎情報、業務使用程度情報、システム圧力情報、影響程度が含まれます。
· 検出プロセスはバックエンドで実行され、管理者は他のページに切り替えて作業を行うことができます。
· 検出中には、検出進捗バーが提供され、ユーザが検出進捗を感知しやすくなっています。
· ページに[前回データチェック時間] が表示され、管理者が検出タスクを計画するのに便利です。
3)検出結果を再フィルタリング
検出された公開データ量が非常に多い場合があるため、検出結果を再フィルタすることをおすすめします。
· [検索パネル表示]をクリックし、検索する必要のある内容を選択し、さらに[検索]ボタンをクリックすると、特定の設定条件下の検出結果を検索することができます。
· 明細表のテーブルフィールドをクリックすることで、検出結果をソートすることができます。
· [Excelへのエクスポート] ボタンをクリックすると、現在の検索条件下の検出結果を.xlsx 書式のファイルとしてエクスポートすることができ、業務ユーザが確認しやすくなっています。
2.公開データを管理
FineBI管理者は、リストに表示される公開データテーブルを選択し、操作を行うことができます。
操作内容は次の通りです:[公開を取消]、[更新を中止]、[テーブル削除]。
各操作の影響と有効範囲は次の表の通りです:
操作 | 説明 |
---|---|
公開を取消 | 1)セルフデータセットタイプのテーブルのみに有効で、つまり[ユーザの分析]が[公開データ]に公開したテーブル |
更新を中止 | 1)更新するテーブルのみに有効で、直結テーブル、最簡テーブルには有効にならない |
削除 | 1)基礎テーブルのみに有効で、セルフデータセットタイプのテーブルには有効にならない 3)ここでのテーブル削除の影響は通常のテーブル削除と一致する |
検出結果の内容説明と管理アドバイスは次の表の通りです:
分類 | フィールド | 説明 | 管理アドバイス |
---|---|---|---|
基礎情報 | 表タイプ 注意: | データテーブルのタイプは、以下を含む: セルフデータセット:[ユーザの分析]が[公開データ]に公開したテーブル | - |
テーブル名 | データテーブルの名称 | - | |
作成者 | データテーブルの作成者で、作成者のユーザ名と姓名を含む | - | |
位置 | データテーブルが[公開データ]内の位置 | - | |
作成/公開時間 | 「基礎テーブル」 はデータテーブルの作成時間を表示 | 最近作成/公開されたテーブルはまだ使用されていない可能性があり、主に履歴のテーブルに注目 | |
業務使用程度情報 | 最近アクセス量 | 最近N日間で、このテーブル、テーブルに関連するテーマ、ダッシュボード、コンポーネント、セルフデータセットにアクセスした回数 | アクセスがない、低いアクセスのテーブルが主な取り下げ対象 |
他のユーザ前回使用時間 | 最近N日間で、その他のユーザ(作成者本人以外) がこのテーブル、テーブルに関連するテーマ、ダッシュボード、コンポーネント、セルフデータセットにアクセスした最も遅いアクセス時間 | - | |
更新モード | セルフデータセットで設定された更新モードで、以下を含む: 自ら更新 直結テーブル、最簡テーブル、基礎テーブルのこのフィールドの値は-- | - | |
前回更新成功時間 | このテーブルを最近の1回成功して更新した時間 | 長期間更新されていないテーブルは、主な取り下げ対象である | |
システム圧力情報 | データ使用容量 | 現在のテーブルのデータ量を計算 | 更新量が非常に大きいテーブルは、取り下げ方法を探す/またはデータベースに移動 |
影響程度 | 影響ユーザ数 | このテーブルのすべての直接または間接の子テーブル/コンポーネント/ダッシュボードの作成者数で、作成者自身も含む | まだ使用されているが、取り下げ/置き換えを予定しているデータテーブルについては、どのユーザが使用しているかを確認し、その後コミュニケーション、確認、通知を行う |
関係響子テーブル数 | このテーブルのすべての直接または間接の子テーブル | 影響数が小さいことは、あまり公共的な意味がないことを示し、このようなテーブルは取り下げできる | |
関係コンポーネント数 | テーブルのすべての直接または間接のコンポーネント数 | 影響数が小さいことは、あまり公共的な意味がないことを示し、このようなテーブルは廃止できる | |
関係ダッシュボート数 | このテーブルのすべての直接または間接のダッシュボード数 | 影響数が小さいことは、あまり公共的な意味がないことを示し、このようなテーブルは取り下げできる | |
影響分析ドキュメント数 | このテーブルのすべての直接または間接の分析ドキュメント数 | 影響数が小さいことは、あまり公共的な意味がないことを示し、このようなテーブルは取り下げできる | |
リネージ階層 | このテーブルがリネージにおけるレベル | 深いリネージ階層を持つデータテーブルの作成および依存を避ける | |
権限継承 | 権限継承を有効にするかどうかで、以下を含む: | 公開されたデータで権限継承が有効になっていない場合、公開を取り消した後の権限の違いが生じる可能性がある |
三.ユーザデータ管理
ユーザデータ管理は、FineBI のスーパー管理者のみがサポートされ、サブ管理者には開放できません。
1.ユーザデータを検出
1)ユーザデータを検出する操作
スーパー管理者がFineBIシステムにログインし、[システム]-[データ管理]-[ユーザデータ管理] をクリックし、ユーザデータ管理画面に入ります。
[今すぐ公開データ検出を行う] をクリックすると、システムはFineBIのすべての[ユーザの分析]下のすべてのテーブルに対して検出を行います。
· デフォルトでは最近30 日間の[ユーザの分析]下のすべてのテーブルのアクセス状況を検出します。
· [最近N日のアクセス状況] の設定項目を通じ、動的な検出範囲を変更することができます。設定範囲:1~90、単位:日。
· [最近N日のアクセス状況] の設定項目を変更した後、システムは直ちに1回のユーザデータ検出を実行します。
2)検出結果を表示
検出が完了すると、自動的にこのページに最新の検出結果が表示されます。スーパー管理者は FineBI [ユーザの分析]下のすべてのテーブルを確認することができます。
· 検出が完了した後、明細表の書式で検出結果を表示します。基礎情報、業務使用程度情報、システム圧力情報、影響程度が含まれます。
· 検出プロセスはバックエンドで実行され、スーパー管理者は他のページに切り替えて作業を行うことができます。
· 検出中には、検出進捗バーが提供され、ユーザが検出進捗を感知しやすくなっています。
· ページに[前回データチェック時間] が表示され、管理者が検出タスクを計画するのに便利です。
3)検出結果を再フィルタリング
検出された公開データ量が非常に多い場合があるため、検出結果を再フィルタすることをおすすめします。
· [検索パネル表示]をクリックし、検索する必要のある内容を選択し、さらに[検索]ボタンをクリックすると、特定の設定条件下の検出結果を検索することができます。
· 明細表のテーブルフィールドをクリックすることで、検出結果をソートすることができます。
· [Excelへのエクスポート] ボタンをクリックすると、現在の検索条件下の検出結果を.xlsx 書式のファイルとしてエクスポートすることができ、業務ユーザが確認しやすくなっています。
2.ユーザデータ管理
スーパー管理者は、リストに表示される[ユーザの分析]下のテーブルを選択し、操作を行うことができます。
操作内容は次の通りです:削除。テーブルに対して削除操作を行った後、削除されたテーブルはゴミ箱に入り、ここでのテーブル削除の影響は通常のテーブル削除と一致します。
検出結果の内容説明と管理アドバイスは次の表のとおりです:
分類 | フィールド | 説明 | 管理アドバイス |
---|---|---|---|
基礎情報 | ソーステーブルのタイプ 注意: | データテーブルのタイプで、以下を含む: ローカルExcelファイル その他 | - |
テーブル名 | データテーブルの名前 | - | |
作成者 | データテーブルの作成者で、作成者のユーザ名と姓名を含む | - | |
位置 | データテーブルが[自分の分析]内の位置 | - | |
作成時間 | データテーブルの作成時間 書式:yyyy-MM-dd HH:mm:ss | 最近作成/公開されたテーブルはまだ使用されていない可能性があり、主に履歴のテーブルに注目 | |
業務使用程度情報 | 最近アクセス量 | 最近N日間で、このテーブルとそのリネージ上の子リソースにアクセスしたアクセス量で、以下を含む: データセットの編集/プレビュー すべての子データセットの編集/プレビュー データセットの子コンポーネント/ダッシュボード/分析ドキュメントの編集/プレビュー すべての子データセットの子コンポーネント/ダッシュボード/分析ドキュメントの編集/プレビュー | アクセスがない、低いアクセスのテーブルが主な 取り下げ対象 |
他のユーザ前回使用時間 | 最近N日間で、その他のユーザ(作成者本人以外)がこのテーブル、テーブルに関連するテーマ、ダッシュボード、コンポーネント、セルフデータセットにアクセスした最も遅いアクセス時間 | - | |
更新モード | セルフデータセットで設定された更新モードで、以下を含む: 自ら更新 直結テーブル、最簡テーブル、基礎テーブルのこのフィールドの値は-- | - | |
前回更新成功時間 | このテーブルを最近の1回成功して更新した時間 | 長期間更新されていないテーブルは、主な取り下げ対象である | |
公開かどうか | [公開データ]に公開されているかどうかで、以下を含む:はい/いいえ | 公開されていないテーブルは、公開データとして扱われず、影響が比較的小さい | |
アクティブかどうか | 抽出テーブル:はい/いいえ | アクティブでないテーブルは、最近ほとんど使用されていないことを示し、このようなテーブルは取り下げを考えることができる | |
システム圧力情報 | データ使用容量 | 現在のテーブルのデータ量を計算 | 更新量が非常に大きいテーブルは、取り下げ方法を探す/またはデータベースに移動 |
影響程度 | 影響ユーザ数 | このテーブルのすべての直接または間接の子テーブル/コンポーネント/ダッシュボードの作成者数で、作成者自身も含む | まだ使用されているが、取り下げ/置き換えを予定しているデータテーブルについては、どのユーザが使用しているかを確認し、その後コミュニケーション、確認、通知を行う |
関係響子テーブル数 | このテーブルのすべての直接または間接の子テーブル | 影響数が小さいことは、あまり公共的な意味がないことを示し、このようなテーブルは取り下げできる | |
関係コンポーネント数 | テーブルのすべての直接または間接のコンポーネント数 | 影響数が小さいことは、あまり公共的な意味がないことを示し、このようなテーブルは廃止できる | |
関係ダッシュボート数 | このテーブルのすべての直接または間接のダッシュボード数 | 影響数が小さいことは、あまり公共的な意味がないことを示し、このようなテーブルは取り下げできる | |
影響分析ドキュメント数 | このテーブルのすべての直接または間接の分析文書数 | 影響数が小さいことは、あまり公共的な意味がないことを示し、このようなテーブルは取り下げできる | |
リネージ階層 | このテーブルがリネージにおけるレベル | 深いリネージ階層を持つデータテーブルの作成および依存を避ける | |
権限継承 | 権限継承を有効にするかどうかで、以下を含む: | 公開されたデータで権限継承が有効になっていない場合、公開を取り消した後の権限の違いが生じる可能性がある |