一.アプリケーション例
1.地域粗利率の分析
マップを通じて粗利益率を確認することができます。
操作手順:
1)フィールド「市町村」をフィールド「都道府県」の下にドラッグして、ドリルディレクトリを作成します。
2)「都道府県」の横にあるアイコンをクリックし、プルダウンリストから[地理タイプ]-[都/道/府/県]を選択します。同様に「市町村」の横にあるアイコン
をクリックし、[地理タイプ]-[市]を選択します。これによって、フィールド「都道府県」と「市町村」を地理タイプに変換します。
3)[チャートタイプ]で「エリア地図」を選択します。
4)作成した地理的な次元フィールド「都道府県、市町村(経度)」を分析エリアの[横軸]にドラッグし、地理的な次元フィールド「都道府県、市町村(緯度)」を分析エリアの[縦軸]にドラッグします。
5)フィールド「粗利率」を[チャート属性]-[色]にドラッグします。
「エリア地図」の[チャート属性]で以下の操作を行います:
1)フィールド[粗利率]を[チャート属性]-[色]にドラッグし、をクリックして、[区間グラデーション]-[カスタマイズ]を選択し、異なる色を設定します。
2)作成済みのドリルディレクトリ[都道府県、市町村]とフィールド[粗利率]を[チャート属性]-[ラベル]にドラッグし、[ラベル]で[ラベル表示]-[最大/最小]を選択します。
前文で8月のデータに問題があることを確認済みのため、[結果フィルタ]で8月のデータを絞り込み、引き続き分析を行います。
2.分析
8月の滋賀県の粗利率は全国で最も低く、わずか10.83%でした。
「都道府県」から「市町村」にドリルダウンして確認すると、8月の滋賀県日野町の粗利率はマイナスで、-9.76%でした。
3.店舗粗利率の分析
以上の分析によって、滋賀県日野町のデータを抽出して、原因をさらに調査できます。
操作方法:「地域粗利率の分析」コンポーネントをコピーし、もとのフィルタ条件を保持します。[結果フィルタ]にフィールド[市町村]を追加し、フィールド条件では「日野町」を選択します。これによって、滋賀県日野町の粗利率データを絞り込み、「店舗粗利率の分析」コンポーネントを作成します。
4.商品の象限分析
以上の分析によって、日野町日野湖店のデータを抽出して、原因をさらに調査できます。
1)商品種類の象限分析
2)商品名の象限分析
商品種類の象限分析により「スナック・お菓子」の売上データに問題があることが分かります。
上記のコンポーネントをコピーし、[商品種類]が「スナック菓子」のデータをフィルタリングします。[チャート属性]-[指標]内の[商品種類]を[商品名]に置き換えます。
二.次のステップ
本記事では、地域店舗分析・商品の象限分析及び具体的な例を紹介しました。次の記事「異常注文モニタリング」では、さらに深層的な分析方法について紹介します。