一.説明
ブラウザにおける帳票表示の効果は、データ処理の結果に基づきます。帳票テンプレートを作成する際、まず帳票に必要な基礎データを用意する必要があります。基礎データソースはデータベースのテーブル、ストレージ、またはExcelなどのテキストファイルなど、さまざまな場所から読み込むことができます。そして、データソースによっては、処理の過程が違いますが、最終的には下記の図のように、テーブルとして利用できます。

上記の基礎データを取得して、必要な形式で表示できるように処理できます。下記の画像のように、主な表示形式として、一覧とグループ、集計の三種類があります。

二.一覧

上記の画像のように、作成された帳票に表示するデータは、データセットのデータと完全一致しています。つまり、データセットの記録は重複の有無にかかわらずに表示されることです。これが一覧設定です。デザイナでは下記のように設定します。

一覧に設定されたデータ列はSで表示されますが、英語のselectに対応します。
三.グループ分け
一般グループ分け、隣接連続グループ分けと詳細グループ別があります。それぞれの適用状況を比較しながら紹介します。
1.一般グループ分け

上記の図のように、データ列の中の同じ項目を結合して、一つのグループにする表示方法をグループ別を言います。
デザイナでは次のように設定します。

グループ別にしたデータ列はGで表示されますが、英語のgroupに対応します。
2.隣接連続グループ分け

このように隣接連続して同じ値のデータのみ結合する方法を隣接連続と言います。
デザイナでは次のように設定します。

このグループ分けのメリットとして、SQLで既にソートが決まった列に対するグループ分けのため、一般グループ分けより性能が改善され、グループ分けが遅い問題も解決できます。隣接連続グループ分け機能を通して帳票性能の最適化に関する具体的な内容は隣接連続グループ分けをご参照ください。
3.詳細グループ分け
詳細グループ分けはさらに条件グループ分けと数式グループ分けの二種類がありますが、カスタマイズをクリックして下記の画面が表示されます。

具体的にはセッションでグループ分け、グループ分け統合と数式でグループ分けをご参照ください。
四.集計

テーブルの中の数値型フィールドには、その集計方法を設定できます。例えば、販売量フィールドを対象に、地域と販売員に基づいて合計できます。または、ある地域における特定の販売員に対し、その全商品の販売量の平均値と最大値、最小値、そして商品の数量などを計算できます。上記の計算はすべてデータの集計に含まれます。
デザイナでは下記のように販売量の集計を設定します。

下記の図のように、E2の親セルをB2に設定すれば、販売員に基づいて販売量を計算できるようになります。
