タスクスケジューラ設定手順

  • 作成者:ayuan0625
  • 編集回数:56次
  • 最終更新:FRInternational 于 2022-09-06
  • 一.概要

    1. タスクスケジューラの総括的な説明について、タスクスケジューラ紹介をご確認ください。

    2. タスクスケジューラは、4ステップで設定されます。下の画像の通りです。このマニュアルでは、この4つのステップの設定項目について説明します。

    二.タスクの追加

    管理者としてポータルにログインします。[システム]-[タスクスケジューラ]-[タスク追加]をクリックして、新たにタスクを追加します。下の画像の通りです。

    注:管理者から[レベル権限]を有効にして、[タスクスケジューラ]ページの[閲覧権限]をオンにすれば、一般ユーザもスケジューラタスクを設定することできます。具体的な方法は、レベル権限設定を確認してください。

     

    三.基本設定

    基本設定ページは下の画像の通りです。

    1.タスク名

    1.タスク名を空にしてはいけません。

    2.英数字、漢字、下線、ハイフン、ドット、丸括弧をサポートしています。

    注:仮名はサポートできません。

    2.既定ユーザグループ

    1.既定ユーザグループの設定は、[六.ファイル処理]の段階で、どのユーザにメールを送るか設定する項目です。既定では[なし]となっています。

    2.既定ユーザグループの[編集]ボタンを押すと、ユーザ、部署、役割からユーザグループを設定できます。いずれも選択項目で、空きにしても問題ありません。配分されたユーザ、部署、役職のいずれかに該当しているユーザが、ユーザグループに追加されます。

    3.[ユーザ]を追加するには、二つの方法があります。

    方法一:プラットフォーム:ポータルのユーザ。

    方法二:カスタマイズ:サーバデータセットからユーザグループを読み取ります。

    設定が終わったら、[次ステップ]をクリックします。

     

    四.スケジューラプロジェクト

    二種類のスケジューラプロジェクトがあります。この節で順次説明します。

    1.帳票テンプレート

    具体的なプロジェクトを定期的に実行させたい時(例えば週報、月報、年報の作成)、[帳票テンプレート]を選んでください。下の画像の通りです。

    1.1.テンプレート選択

    デザイナのディレクトリから一つの帳票を選択します。空きにしてはいけません。

    1.2.タイプ:帳票の実行方法

    • CPT帳票の場合、四つのタイプがあります:チェック、書き込み、分析、新書き込み

    • FRM帳票の場合、[チェック]のみ選択できます。

    1.3.パラメータ設定

    [スケジューラ結果]と連動して使用されるパラメータの設定。パラメータを追加するには、二つの方法があります。

    • 既定:[値]と[タイプ]を設定できます。[値]はテキストバーに直接入力します。

    • データセット:サーバデータベースから[値]を読み込む。[値]の[タイプ]は、自動で認識します。

    1.4.スケジューラ結果

    既定ユーザグループのメンバーに独立な結果ファイルを作成するか設定します。

    • この項目をオンにすると、既定ユーザグループの全員に独立した実行結果が作成されます。実行結果は、それぞれユーザと同名のフォルダ、そして共通の実行結果ともに保存されます。

    • 無効にすると、共通の実行結果しか作成しません。

    注:[スケジューラ結果]をオンにするには、[基本設定]で[既定ユーザグループ]を設定しなければなりません。未設定のままでは、この項目は設定不可になります。

    1.5.汎用結果帳票の閲覧権限

    汎用結果帳票の閲覧権限は、以下の通りです。

    • ポータル内ユーザ:テンプレート権限管理が無効のままでディレクトリの権限を持っているか、またはテンプレートの権限管理が有効で当該テンプレートを閲覧する権限を持っていなければなりません。

    • ポータル外ユーザ:テンプレートの権限管理が無効か、またはテンプレートの権限管理が有効で当該テンプレートを閲覧する権限を持っていなければなりません。

    1.6.ファイル名

    作成されるファイルの名前。結果帳票、添付(excel、word、pdf)のファイル名を含む。${now()}などの数式を入力することもサポートしています。空白の場合、テンプレート名(拡張子が削除される)を結果帳票と添付ファイル名にします。

    1.7.添付アーカイブ

    作成するファイルのタイプを設定します。結果帳票(.cprファイル)、excel03、excel07、word、pdfから選択できます。Wordアーカイブは、FRM帳票のセル要素のみサポートしており、グラフコンポーネントを対応していません。タスクスケジューラを設定するとき、[スケジューラプロジェクト]でダッシュボードを選び、かつ添付アーカイブでexcel03、excel07、word、pdfを選んだ場合、添付ファイルはbodyの背景色をサポートしておりません。

    注:2018-12-27及びそれ以降のJARファイルでは、結果帳票の作成が必須項目となりました。

    1.8.ファイル処理

    古いファイルをクリアする標準を設定します。既定では[クリアしません]となっています。

    注:

    [タスク終了直後にクリア]を選択すると、タスクが終了すると直ちにすべての結果ファイル(cprと添付ファイルを含む)がクリアされます。そのため、タスクスケジューラが結果ファイルを必要とする設定項目(例えば[六.ファイル処理]で添付ファイル利用のメール通知、FTPでファイルをアップロード、カスタマイズ添付ファイル処理)が有効にされていると、「結果ファイルがクリアされていて見つかりませんでした」とエラーメッセージが表示されます。そして、[スケジューラ結果url]にアクセスする時もエラーします。

    作成される結果帳票が10個以上の場合、[次ステップ]をクリックするとヒントが表示されます:「現在のタスク設定では、結果ファイルの(セット数)セットが生成されると予想されます。タスクの実行には時間がかかる場合があります。続行してもよろしいですか?」。[OK]をクリックすると、次ステップに入ります。

    2.スケジューラプロジェクトなし

    1.オブジェクトタイプを[スケジューラプロジェクトなし]にすれば、既定ユーザグループに従ってタスク結果を設定します。ほかには何も設定する必要がありません。

    2.例えば、定時的に企業内の通知・公告を発表したい時に、[スケジューラプロジェクトなし]を使います。

     

    五.スケジューラ周期

    スケジューラ周期の設定項目は下の通りです。

    1.開始時間

    • 設定完了直後に実行:タスクスケジューラの設定が終わるとすぐに実行。

    • 開始時間を設定:タスクスケジューラの開始時間をカスタマイズする。

    2.実行頻度

    1.一回のみ実行する:一度だけタスクを実行します。単純な繰り返し実行:分、時間、日、週間で間隔時間を設定できます。

    2.頻度の詳細設定:月、日、時、分で設定できます。自由に組み合わせることができます。

    注:タスクスケジューラ管理ページから次回の実行時間を確認できます。タスクに複数の頻度詳細設定が適用されている時、実行時間の表示は、一番上の設定に従います。しかし、実際の実験時間はすべての詳細設定に基づきます。下の画像の通りです。

    3.表現式設定:表現式で実行頻度を設定する。このマニュアルをご参考ください:タスクスケジューラ周期

    4.表現式設定のテキストファイルでは、自ずからcronExpressionを入力してもいいし、すぐ近くの[表現式設定]ボタンから選んでもいいです。

    5.[事前定義表現式]をクリックして、事前定義表現式のウィンドウが開かれます。文字の説明をクリックすると、上のテキストバーにcronExpressionが表示されます。[事前定義表現式を隠す]をクリックすると、事前定義表現式のウィンドウが隠されます。

    注:2020-07-08及びそれ以降のJARファイルでは、設定済みの詳細頻度を時間通りに始めることができない場合、「この頻度設定ではタスクが実行できません、頻度設定とタスクの開始時間/終了時間に矛盾がいないことを確認してください。」とエラーメッセージが表示されます。

    3.終了時間

    終了時間の設定には、一回実行すると終了期限なし終了時間を設定追加の繰り返し実行回数があります。中でも[実行頻度]の設定によって、設定項目も変わってきます。

    終了時間/実行頻度

    1回のみ実行する

    単純な繰り返し実行

    頻度の詳細設定

    表現式設定

    1回のみ実行すると終了

    既定

    --

    --

    --

    期限なし

    --

    選択可能

    選択可能

    選択可能

    終了時間を設定

    --

    終了時間設定可能

    終了時間設定可能

    終了時間設定可能

    追加の繰り返し実行回数

    --

    繰り返し実行回数

    --

    --

    1.実行条件:実行条件とは、タスクを実行する前にその条件に満たしているかどうか判断して、満たしている時にのみそれを実行します。満たしていなければ、タスクを終了するか、再起動間隔が過ぎた後タスクを再起動します。

    2.常に実行する:条件判断せず、直接的に実行します。

    3.数式判断:タスクが実行される前に、現在の数式に満たしているか判断します。Trueの場合タスクを実行しますが、Falseの場合、タスクを終了するか、再起動間隔が過ぎた後タスクを再起動します。

    4.カスタムクラス判断:カスタマイズのclassファイルを実行します。結果がTrueの場合、タスクを起動します。

    5.タスクを再起動:タスクの実行に予期せぬ異常があった時(例えばインターネットアクセスの問題でメール発送が失敗した時、または実行条件に満たしていない時)、自動でタスクをリスタートします。タスクに予期せぬエラーがあって、かつタスクの再起動が有効にされていると、間隔時間が過ぎると自動でタスクが再起動されます。再起動は、実行の成功または設定されている再起動回数に満たしているのを限度とします。再起動の設定は、既定では無効にされています。

    6.タスクスケジューラの再起動のルールについて、タスクスケジューラ紹介中イメージ図をご参照ください。

    • スナップショットの作成が失敗すれば、添付ファイルは送られません。

    • 実行条件、スナップショット、添付ファイルを送る、この三つの段階で失敗したら、再起動設定が有効にされているか判断します。

    • 再起動は、最小化原則に従います。スナップショットが正常に作成したが添付ファイルの発送に問題があるとします。その場合、添付ファイルの発送のみをし、失敗した部分のみを再起動します(Eメール、FTP、カスタマイズのどれか失敗した項目だけを再起動)。

     

    六.ファイル処理

    [オブジェクトタイプ]が[帳票テンプレート]に設定されている時と、[スケジューラオブジェクトなし]に設定されている時、ファイル処理の方法が違います。ここで順次紹介します。

    1.帳票テンプレート

    1.[オブジェクトタイプ]が[帳票テンプレート]に設定されている時、[ファイル処理]の段階に入ると、ファイル処理の方式には以下の設定項目があります。左下のリストからそれぞれの設定画面が表示されます。

    1.1.定時計算

    定時計算とは、結果帳票(.cpr)及び添付ファイルの作成のことです。既定では有効にされており、変更することができません。

    1.2.プラットフォームのマウント

    タスクが終了したあと、結果帳票をポータルのディレクトリにマウントする。

    注:現在では、マウント名は数式をサポートしておりません


    1.3.プラットフォーム通知

    1.タスクが終了したあと、ポータルにメッセージを送ります。

    2.スケジューラ結果リンクをプラットフォームに開く]をクリックすると、メッセージには結果帳票のリンクが付加されます。この設定は、ポータル外からアクセスする権限を与えると同じです。

    • テンプレートの権限管理が無効にされている時、リンクをクリックすると誰でも結果帳票を閲覧できます。

    • テンプレートの権限管理が有効にされている時、当該テンプレートへのアクセス権限が配分されたユーザのみが結果帳票を閲覧できます。

    注:2019-09-27及びそれ以前のJARファイルでは、「プラットフォーム通知」におけるサブジェクト/コンテンツの設定は数式をサポートしておりません。

    1.4.メール通知

    1.タスクが終了したあと、Eメールでメッセージを送ります。この設定項目を使う前は、先にEメールの設定をしなければなりません。詳しい方法は、Eメール管理をご確認ください。

    2.[システム]-[システム管理]-[Eメール]に入ります。設定項目の内容は下の表の通りです。

    設定項目

    説明

    受信者

    既定ユーザグループのみ使用できます

    CCとBCC

    ポータルユーザからメールアドレスを選択・カスタマイズすることができます。

    注:2018-12-27及びそれ以降のJARファイルでは、Eメールアドレス情報のカスタマイズをサポートするようになりました。

    サブジェクト/コンテンツ

    数式をサポートしています。空白にしてはいけません。

    本文で帳票内容を表示する

    有効にすると、メールの本文で帳票内容を表示する

    本文に結果リンクを追加する

    有効にすると、メールの本文に結果帳票へのリンクを追加する

    添付ファイル使用

    添付ファイル(Excel03、Excel07、Word、PDFを含む)を作成するタスクは、メールに添付ファイルを追加できます。添付ファイルのないタスクは、これを変更することができません。

    3.[本文で帳票内容を表示する]と[添付ファイル使用]について、以下の点に注意しなければなりません。

    • 作成された結果帳票で表示されます。つまり、ユーザによって、メール内容も変わります。

    • 結果帳票は対応している受信者にそれぞれ単独で送られます。

    • 対応する結果帳票のない受信者は、共通の結果帳票を送ります。

    • 対応する結果帳票も、共通の結果帳票もない受信者があれば、メール通知が失敗になります。

    • 複数回実行のタスクは、実行するたびに結果帳票と添付ファイルを送られます。

    • 一回のタスクに複数の結果帳票があれば、本文と添付ファイルも重ねられます。そして、添付ファイルの名前にはテンプレートのパラメータを追加されます。

    1.5.SMS通知

    注:これを設定するためには、先にSMSサービスを設定しなければなりません。

    既定ユーザグループに、携帯電話番号を設定しているユーザがあれば、タスクの終了後にSMSを送ります。SMS通知の画面は、下の画像の通りです。

    設定項目に関する詳しい説明は、以下の表をご確認ください。

    設定項目

    説明

    受信者

    既定ユーザグループのみ使用できます

    SMS認証

    FanruanマーケットのFanRuan SMSサービスページで設定できます。

    SMSテンプレート

    FanruanマーケットのFanRuan SMSサービスページで設定できます。

    注:2018-12-27及びそれ以降のJARファイルでは、SMS通知にテンプレート設定をサポートできるようになりました。

    テンプレートパラメータ

    タスクの内容を、パラメータを通してダイナミックに設定できます。

    SMS設定のパラメータは、本文の注意事項節で紹介するパラメータの他に、以下のパラメータもサポートしています。この二つのパラメータはスケジューラオブジェクトと関係なく使用できます。

    • $taskname:タスク名

    • $time:実行時間

    1.6.クライアント通知

    設定項目に関する詳しい説明は、以下の表をご確認ください。

    設定項目

    説明

    端末にプッシュ

    有効にしなければなりません

    受信者

    既定ユーザグループのみ使用できます

    メッセージタイプ

    リンク、画像、ファイルから選択できます

    サブジェクト

    メッセージのサブジェクト、数式をサポート

    コンテンツ

    メッセージのコンテンツ、数式をサポート

    リンク

    [スケジューラ結果リンク]と[カスタムリンク]から選択できます。タスクの結果帳票へアクセスするカスタムリンクでは、FineReportデザイナで[テンプレートプレビュー]をクリックして作成されたURLをマウントできます。カスタムリンクが[書き込みプレビュー]で作成されたリンクであれば、クライアントから書き込みをすみことができます。

    注:実際に応じて、IPアドレスを変更しなければリンクへアクセスできない場合があります。

    1.7.FTPアップロード

    1.8.SFTPアップロード

     

    1.9.カスタム添付処理

    タスクが終わった後の結果帳票と添付ファイルのアップロード方法をカスタマイズします。

    1.10.ファイル印刷

    タスクが終わった後、設定されたプリンターでテンプレートを印刷します。

    2.スケジューラプロジェクトなし

    [スケジューラオブジェクトタイプ]が[スケジューラオブジェクトタイプなし]に設定されている時、[ファイル処理]には以下の4つの設定項目のみになります。設定方法は変わっていませんので、前節をご確認ください。

     

    七.注意事項

    1.サポートしているパラメータ

    タスクがサポートしているパラメータは、下の表が示している通りです。

    スケジューラプロジェクト

    パラメータ

    備考

    帳票テンプレート

    $fine_username

    ユーザネーム

    $fine_position

    役職

    $fine_role

    役割

    today()

    今日の日付

    A1

    帳票セル

    report1~A1

    帳票ブロックセル

    スケジューラプロジェクトなし

    today()

    今日の日付

    2.サポートしていないパラメータ

    下の表に示されているパラメータ(タスクスケジューラの既定パラメータ)を、スケジューラオブジェクトでパラメータとして設定すると、テンプレートの表示に異常が起こり、結果リンクのパラメータリストに表示されません。

    注:スケジューラオブジェクトでパラメータを設定していない場合、結果リンクのリストにパラメータが表示されなくなります。

    サポートしていないパラメータ

    結果リンクに可能なシーン 

    _PAPERHEIGHT

     

    ユーザが[ファイル処理]で有効にしているもの

    1)プラットフォームのマウント

    2)プラットフォーム通知、そして[スケジューラ結果リンクをプラットフォームに開く]を有効にしている

    3)メール通知、そして[本文で帳票内容を表示する]を有効にしている

     

     

    _PAPERWIDTH

    _FIT_

    executeFormula

    fine_username

    fr_username

    fine_position

    fr_userposition

    fine_role

    fr_authority

    showType

    showtype

    SESSIONID

    2.1.[スケジューラオブジェクト]で以上の既定パラメータを使用していない

    ポータル通知を例に、受信者が結果リンクをクリックするとします。下の画像の通りです。

    2.2.[スケジューラオブジェクト]で以上の既定パラメータを使用している

    ポータル通知を例に、受信者が結果リンクをクリックするとします。パラメータリストにSESSIONIDが表示されておらず、テンプレートの表示に異常が起こります。下の画像の通りです。


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