一.概要
FineReportキャッシュ設定では、データセットのキャッシュ管理とテンプレートキャッシュを設定でき、様々なニーズをサポートできます。
二.データセットキャッシュ
1.データセットキャッシュ紹介
2.データセットキャッシュを設定することで、FineReportがデータセットクエリーの結果をあらかじめキャッシュすることで、二回目からは直接的にキャッシュを読み込みます。こうして、利用の効率を高めることができます。
3.データセットのキャッシュには、RAMでのキャッシュとディスクでのキャッシュと、二種類の方法があります。キャッシュの保存先によって、様々な違いがあります。
2.RAMでのキャッシュ
2.設定後の効果:クエリーを実行すると、すべてのデータがRAMにキャッシュされます。二回目からのクエリーはメモリーからデータが読み込まれます。
3.適用シーン:メモリーの容量はそれほど大きくはないが速度が速いので、データ量が小さく使用頻度が高いテーブルに適しています。
3.ディスクでのキャッシュ
1.データセットクエリーを追加し、既定データセットFRDemoを使います。データセットクエリーのウィンドウの右上にある[共有データセット]をオンにして、[ディスクキャッシュ保存条件:記録数]を選びます。
2.記録数を設定する:既定では0となっています。つまりすべてのデータがディスクに保存されます。1000と設定すると、1000行以内のデータは保存されないが、1000行を超えた部分のデータはディスクに保存されます。
3.ディスクに保存する設定している時、キャッシュファイルはサーバのディスクに保存されます。既定ではC:\Users\ユーザ名\.FineReport100\cache(Windowsの場合)となっています。
4.効果:大きいテーブルはディスクに保存され、メモリ不足を避けることができます。適用シーン:データ量が大きい帳票を処理する時。データ量が数万に上る時、メモリでのキャッシュと共に利用することで、効率が高くなります。
4.データセットをシェア
2.キャッシュ設定
3.最大アイドル時間:最大アイドル時間を超えても使われていないキャッシュを削除する。
4.最大ライフ時間:最大ライフ時間を超えると、キャッシュを削除する。