一.概要
1.バージョン
応用シーン:「FineVis データ可視化」プラグインをインストールしたユーザは、本文を参考に FineVis の関連機能を理解することができます。
帳票サーババージョン | プラグインのバージョン | 機能変動 |
11.0.2 | V1.x | 対応するバージョンの説明を参照してください |
11.0.16 | V2.0.0 | • コンポーネント名を[カスタムモデル]から[3Dカスタムシーン]に変更 • データレイヤーの構造が変更され、個別設定がより便利になる • モデル管理機能を最適化し、アップロードしたモデルの管理が簡単になる • [シーン]-[環境]に衝撃波設定の上限が追加され、最大10個の衝撃波を追加できるようになる |
11.0.22 | V2.1.1 | シーン編集画面のモデル操作機能を強化する。一部の操作で[元に戻す・やり直す]機能がサポートされている詳細は第4章第4節を参照してください |
V3.1.0 | シーン編集画面でのモデル選択ロジックが事前処理レイヤーと連携詳細は第4章第4.1節を参照してください | |
V3.2.0 | モデルデータの事前処理レイヤーのデフォルト値を調整する。詳細は第4章第2.2節を参照してください モデル選択の最適化。詳細は第4章第4.1節を参照してください モデル設定パネルの最適化。詳細は第4章第3節を参照してください • モデルリストに検索バーが追加され、リスト内の対象名称を検索できるようになる • 複数のモデルの組み合わせ設定をサポート • 追加したモデルをデフォルトで選択状態にし、リスト内でフォーカス • [モデル動画]設定項目を追加し、動画のプレビューが可能になる | |
V3.3.0 | • モデルデータの前処理を再編集可能になる。詳細は第4章第2.2節を参照してください • [モデル置き換え]機能を新規追加。詳細は第4章第2.5節を参照してください • モデルの[リネーム]、[表示]/[非表示]、属性設定の[元に戻す]・[やり直す]をサポート。詳細は第4章第4.4節を参照してください |
2.応用シーン
「3Dカスタムシーン」コンポーネントでは、空のシーンを生成し、GLB 形式のモデルファイルをアップロードし、データレイヤーやイベントを設定することで、3Dのカスタムシーンを構築できます。

注意:モバイル端末はサポートされていません。
3.操作手順
本文では、FineVis 3Dカスタムコンポーネントのシーン設定、モデルインポート、視点変換などの操作について説明します。
3D都市シーンの構築における推奨操作手順は以下の表の通りです:
番号 | 手順 | 説明 |
1 | テンプレート準備 | 新しい FineVis テンプレートを作成し、新しいページを作成し、「3Dカスタムシーン」コンポーネントを追加して編集します |
2 | シーン作成 | 新しいシーンを生成するか、既存シーンを導入します |
3 | シーン管理 | 3Dシーンのスタイル、環境特殊効果、視点回転などを設定します |
4 | モデル管理 | モデルをインポートし、名前、表示/非表示、ズーム、位置、回転を設定します |
5 | データ管理 | データレイヤーを追加し、データセットを設定し、データとモデルを結合します |
6 | 視点調整 | 最終的なプレビュー視点の効果を調整します |
また、本文ではユーザが試用できるモデルリソースを提供しています。ダウンロードして解凍後にご利用ください:
4.注意事項
FineVis V3.3.0 以上のバージョンに更新した後、作成したテンプレートをプレビューする際は、[編集]をクリックして編集画面に入ってからテンプレートを保存し、その後にプレビューを行うことをお勧めします。
二.コンポーネントの新規作成
デザイナの [ファイル]-[可視化カンバンを新規作成] をクリックし、空白のカンバンを作成します。以下の図のように:

コンポーネントエリアの [3D]-[3Dカスタムシーン] をクリックすると、キャンバスに追加することができます。[編集] をクリックすると、3Dカスタムシーンの編集ページに移行します。以下の図のように:

三.シーン管理
1.シーン作成
初めて当該のカスタムシーンコンポーネントを編集する場合は、最初にシーンを作成する必要があります。シーンの作成方法には2つあります:[空白シーン生成]、[既存シーンを導入]。
1.1空白シーン生成
FineVisでは、以下の 2 種類のシーンスタイルを提供しています:[風景スタイル]、[科学スタイル]。デフォルトで[風景スタイル]を選択します。以下の図のように:

1.2既存シーンを導入
3Dカスタムシーンはエクスポートして使用することができ、詳細については第3章第2節を参照してください。ユーザがエクスポートされた3Dカスタムシーンファイルを取得した場合、[既存シーンを導入] を選択して直接導入することができます。以下の図のように表示されます:

2.シーンをエクスポート
シーンの編集画面で、ユーザは現在のシーンをエクスポートすることができます。
シーンをエクスポートする際、右側の [シーン] 設定と [モデル] 設定が含まれ、.fcustファイルが生成されます。
エクスポートされたファイルは、上記第3章第1.2 節を参考に、他の3Dカスタムシーンコンポーネントにインポートし、利用できます。
3.シーン属性の設定
シーンを追加した後、シーンの属性を設定することができます。以下の図のように:

設定項目 | 説明 | |
全体スタイル | 全体スタイルは2種類あります:[風景スタイル]と[科学スタイル] 全体スタイルを変更すると、すべての設定済みのスタイル設定が上書きされます | |
環境 | シーン時間 | 時間システムを使用することで、満足できる照明や空模様などの効果を迅速に設定でき、シーンが時間に応じて動的に変化する効果を表現できます |
空の背景 | デフォルトで[空の背景]が有効になっており、背景を[ダイナミック]に選択することで、シーンの時間と連携して表示されます 背景を[静態]に選択した場合、背景として[空ボックス]または[色]を選択できます: • 空ボックス:ビルトイン素材またはカスタムアップロード画像をサポートしており、カスタムアップロードでサポートされる画像形式には JPG、JPEG、PNG が含まれます • 色:[単色]または[段階色]の設定をサポートしています 注意:シーン時間を調整すると、[空の背景]はデフォルトで[ダイナミック]設定に戻ります | |
環境光 | デフォルトで[環境光]が有効になっており、有効にすると[環境光]の強度を設定できます。範囲は0から100です 注意:シーンの時間を調整すると、[環境光]は時間に対応するデフォルト値に戻ります | |
光源 | シーンの光源と影の効果を設定できます。また、[既定平行光]が用意されています 注意:シーンの時間を調整する際、[既定平行光]は時間に応じて変化するように設定します。時間に対応するデフォルト値にリセットされます | |
地面 | [地面]を有効にするかどうかを選択できます。[地面]を有効にすると、[地面スタイル]、[地面背景]、[地面特殊効果]を設定できます | |
環境テクスチャ― | 環境テクスチャは主に「金属素材」のモデルに反映されます。例えば、モデル: [環境テクスチャ]を有効にするかどうかを選択でき、有効にすると環境テクスチャ及びその強度を設定できます • 環境テクスチャー:ビルトイン素材とカスタムアップロードに対応しており、カスタムアップロード可能なテクスチャー形式はHDR形式のみです • 強度:[環境テクスチャー]の[強度]を設定することができます。範囲は 0 から 2 までです
| |
霧 | [霧]を有効にするかどうかを選択でき、有効にすると[霧の色]、[近い霧距離]の範囲、[遠い霧距離]の範囲を設定できます。 • 近い霧距離:近くの霧とカメラとの間の距離です。 • 遠い霧距離:遠くの霧とカメラとの間の距離です。 | |
粒子 | もし [粒子効果有効化] にチェックを入れると、都市の上空に雪が舞うような効果が表示されます | |
衝撃波 | 特定のエリアを強調表示するため、衝撃波を設定し、エリアを衝撃波の中心点に設定することができます 衝撃波の追加、変更、削除、非表示をサポートしています 衝撃波の名称、座標、放射範囲、衝撃波の速度、衝撃波の色などの属性を設定することができます 最大10個の衝撃波を追加できます | |
上昇ライン | もし[上昇ライン有効化] にチェックを入れると、地面から空中に向かって光柱が次々と飛び上がる効果が表示されます | |
カメラ | 視点 | シーンの視点に関する基本属性の設定をサポートしています:[ズーム設定]と[垂直角度] [被写界深度]のオン、[視角変化]のオンをサポートしており、[カメラ視点]の追加もできます |
ウォークスルパス | [ウォークスルパス]の追加と、[ウォークスルパス]動画の設定をサポートしています | |
画像 | アンチエイリアシング | 3D画面の画質を向上させるため、[MSAAを有効]と[FXAAを有効]のアンチエイリアシングソリューションを有効にすることができ、同時に有効にすることもサポートされています 1)[MSAAを有効](マルチサンプル・アンチエイリアシング):要約すると、多角形のエッジ部分のみにアンチエイリアシング処理を適用する手法です 2)[FXAAを有効](高速近似アンチエイリアシング):これは、従来のMSAA 効果の高品質な近似手法で、性能が低いコンピュータ環境に適しています。その原理は、画像をなめらかにすることで、画面がややぼやけて見えるようになります |
ブルーム | もし[ブルーム有効]にチェックを入れると、画像の明るい領域の境界から外側に延びる光の筋状の効果が生成され、ブルーム効果が実現します ブルームの強度、閾値、ブラーを設定することができます | |
発光 | もし[発光を有効]にチェックを入れると、発光効果の素材を持つモデルはぼかし重ね合わせの方式で発光効果を実現します 発光の強度と半径を設定することができます 注意:発光はワイヤーフレームと溶解にも有効です | |
彩度 | シーン全体の色彩の彩度を設定できます。彩度が高いほど色は鮮やかになり、低くなると徐々にグレーに近づきます 調整範囲は-100から100までで、既定値は0です | |
明るさ | シーン全体の明るさを設定できます。調整範囲は-100から100までで、既定値は0です | |
コントラスト | シーンにおける明るさと暗さのコントラストを設定できます。調整範囲は-100から100までで、既定値は0です | |
四.モデルの設定と管理
1.モデル追加
モデルリストにモデルオブジェクトが追加されていない場合、[モデルオブジェクトを追加]または[モデルを追加]をクリックすると、[モデル管理]ページに移行します。以下の図のように表示されます:

2.モデル管理
モデル管理ページでは、モデルをアップロードした後、以下の操作がサポートされています:モデルの削除、シーンの読み込み、モデル詳細情報の表示、モデルの事前処理
2.1モデルのアップロード
FineVis は .glb 形式のモデルファイルのみをサポートしています。FineVis モデルライブラリから汎用モデルをダウンロードして使用することも可能です。
[モデルをアップロード]をクリックし、必要なモデルファイルを選択してアップロードします。複数のモデルを一度にアップロードすることも可能です。以下の図のように表示されます:
注意: .glb ファイル名には以下の文字を含めることはできません:【 ? ! @ # $ ^ & % * + , : ; = ' \ " ` < > () [] {} / | スペース 】

アップロードされたモデルのメッシュ数(Mesh数)が3,000を超える場合、次の警告が表示されます: 「モデルのメッシュ数が3000を超えた、システムの性能を影響する可能性がある。モデルを簡略化してください。」[ヘルプを確認する]をクリックすると、メッシュ数が多すぎる場合の影響と最適化の方法についての詳細情報が確認できます。

2.2モデル事前処理
モデルをアップロードすると、モデルのサムネイルにマウスカーソルを合わせると[モデル事前処理]ボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、設定ウィンドウが開きます。以下の2 種類の事前処理を実行できます:[データ事前処理]、[スタイル事前処理]

1)データ事前処理
モデルの表示レベル上限を調整できます。表示レベル上限を超えたモデルデータはモデルリストに表示されず、他のインタラクション効果にもトリガーしません。
注意1:V3.3.0 以前のバージョンでは、データ事前処理設定を元に戻すことができず、二次変更もできません。慎重に設定してください。
注意2:V3.2.0 以降のバージョンでは、[表示レイヤー上限]のデフォルト値が2から0に変更されました。
1つのモデルが1つのクラスであり、そのクラスは2つのグループに分かれ、各グループには6人の学生がいます。
レイヤー0はモデルが 1つの全体を表し、クラスは分割できません。レイヤー1はクリック可能なグループを表します。この階層構造はさらに下位レイヤーへと続きます。

2)スタイル事前処理
[wireframeスタイルを有効にする]をオンにするかどうかを選択できます。オンにすると[既定wireframe]または[カスタムwireframe]を選択できます。スタイルの前処理は二次的な修正が可能で、モデルを初めてアップロードする際にはスキップできます。

2.3モデルのシーン読み込み
1つまたは複数のモデルを選択し、[シーン読み込み]をクリックすると、選択したモデルをシーンに追加できます。
V2.3.0 以降のバージョンでは、ロード成功時に「モデルがシーンに正常にロードされた」という通知が表示されます。ロードに失敗したモデルがある場合、失敗したモデル名とともにエラーメッセージが表示されます。
モデルをシーンにロードしても[モデル管理]ページは自動的に閉じず、引き続きモデル管理を行えます。
V3.2.0 以降のバージョンでは、[シーン読み込み]をクリックすると、シーンにロードしたモデルがデフォルトで選択され、リスト内でその位置にスクロールするようになります。
注意1:複数のモデルを一括アップロードした場合、最後にロードに成功したモデルが自動的に選択され、リスト内で表示されます。
注意2:新規に追加したモデルはリストの最後に追加され、いずれのグループにも所属しません。

モデルを追加する際、現在のシーンのFPS(フレームレート)が15 未満である場合、以下の警告が表示されます。「シーンのフレームレートが比較的に低い、スムーズ効果を有効にしますか」。
「スムーズエフェクト」を有効にすると、パフォーマンスが向上し、より快適な操作が可能になります。ただし、一部の特殊効果の設定は自動的に無効化されます。無効化された特殊効果は手動で再度有効にすることができます。

2.4モデルの削除
モデルのサムネイルにカーソルを合わせると[削除]ボタンが表示されます。このボタンをクリックする、当該するモデルを削除できます。また、削除したいモデルを選択して[削除]ボタンをクリックすることで、複数のモデルを一括削除も可能です。

モデルがシーンに適用されている場合、削除時に確認ダイアログが表示されます:

2.5モデルの置き換え
V3.3.0 以降のバージョンでは、「モデル置き換え」機能が追加されました。これにより、アップロード済みのモデルを新しいモデルに置き換えることができます。
• 1つのモデルを1回で置き換えることのみサポートしており、バッチ置き換えはサポートしていません。
• モデル本体のみを置き換え、モデルの事前処理内容は変更されません。
• 置き換え後もモデル名は変わらず、最初にアップロードしたモデル名のままとなります。
• 置き換え後、現在のテンプレートでそのモデルに関連する内容を走査し、表示できない内容は自動的に除去され、保持されません。
モデルのサムネイル画像にカーソルを合わせ、右上の[置き換え]ボタンをクリックします。ポップアップで表示される確認メッセージで[置き換え]をクリックし、対応するモデルを置き換えることができます。以下の図のように:
注意: 直接プレビューすると互換性処理により表示が遅くなる可能性があります。テンプレートの編集画面に入り、保存してから使用することを推奨します。

2.6モデル情報
モデルの右下隅にある[表示]ボタンをクリックすると、モデル情報を確認できます。以下の図のように表示されます:

2.7モデル検索
検索ボックスでモデルをあいまい検索し、モデルを迅速に見つけることができます。以下の図のように表示されます:

3.モデル設定パネル
モデルの読み込みシーンを選択した後、[モデル管理]ページを閉じてモデルリストに戻ります。モデルリストからモデルを選択すると、モデルに関連する属性を設定できます。
アップロード時に設定した表示レイヤーに従い、モデルまたはモデル内の一部のサブモデルを選択し、その属性を個別に設定できます(他の部分のモデルには影響しません)。

各属性の設定詳細は、次の表のとおりです:
注意:追加したモデルが中央表示エリアに表示されない場合、モデルが大き過ぎる可能性があります。視点を遠ざけるか、モデルを小さくする必要があります。
属性 | 説明 |
モデル動画管理 | モデルに動画効果がある場合、右上の[モデル動画管理]から動画スキームを追加し、動画効果を表示できます |
モデルオブジェクト検索 | リスト内のオブジェクト名を検索し、現在のリスト内のすべてのノードオブジェクトを検索できます 注意:この属性設定項目は V3.2.0 バージョンで追加されました |
非表示 | モデルリストの対応するモデル前の [非表示] ボタンをクリックすると、モデルの表示または非表示を制御することができます |
フォーカス | モデルリストで該当モデルの[フォーカス]ボタンをクリックすると、そのモデルのデフォルト視点に切り替わります |
コピー | モデルリストで該当モデルの[コピー]ボタンをクリックすると、そのモデルおよび関連する属性をコピーできます |
リネーム | モデルリストの対応するモデルの [リネーム]ボタンをクリックすると、リスト内で直接名前を変更することができます 同じレイヤーのモデルには同名を使用できません |
削除 | モデルリストで該当モデルの[削除]ボタンをクリックすると、そのモデルを削除できます。 注意:モデルを削除すると、取り消し操作はできませんので、ご注意ください。 |
名称 | モデルを選択すると、モデル名をカスタマイズできます。リスト内の[リネーム]機能と同じです |
スケール | モデルの長さ・幅・高さのスケール比率を設定できます [固定比率]を選択すると、長さ、幅、高さが等比率でスケール変更されます(デフォルトで選択)。 |
位置 | モデルのコンポーネント内の位置を調整できます。負の値を設定すると、反転やイメージなどの効果を実現できます。 |
回転 | モデルの表示視点を調整できます 注意:V2.8.0 バージョンでは、デザインの統一を保つため、Y 軸のデフォルト回転を 180° から 0° に変更しました(デフォルトでは回転なし) |
スタイル | モデルの表示スタイルを[既定]または[wireframeスタイル]から選択できます。 |
モデル動画 | モデルに動画が設定されている場合にのみ表示されます。 注意: V3.2.0 以降のバージョンでのみ対応しています。 • プレビュー機能でのみ対応しています。プレビュー時は対象モデルに自動で対応するモデルにフォーカスし、キャンバス内の他の動画再生は停止されます • プレビュー中に[プレビュー終了]をクリックするか、ショートカットキーescを使用してアニメーション再生を停止し、フォーカス前の視点に戻すことができます • プレビュー中に[プレビュー終了]ボタン以外のエリアをクリックすると、「モデル動画のプレビューを終了してから、他の操作を行ってください」というメッセージが表示されます
|
ワイヤーフレームアニメーション | [プレビュー]、[編集]、[削除]をサポートします。 注意:V3.2.0 以降のバージョンのみワイヤーフレームアニメーションの[プレビュー]を対応します。 |
反射 | モデル全体に対して環境反射の有効/無効を設定できます。有効にすると、モデルが地面に反射するようになります。デフォルトは無効です 注意:反射を有効にするとよりリアルな表現が得られますが、パフォーマンス負荷が増加する可能性があります。動作が重い場合は無効にすることを推奨します。 |
注意:[スタイル]、[アニメーション]、[反射]の設定は、モデル全体を選択した場合のみ適用され、子階層のモデルには適用できません。 | |
モデルリストでモデルを選択し、右クリックすると操作メニューが表示され、[コピー]、[削除]、[グループ化]、[表示/非表示]の操作が可能です。
属性 | 説明 |
コピー | 上記の属性と同じです
|
削除 | |
表示/非表示 | |
組み合わせ | 複数のモデルを選択した後、右クリックでグループ化できます 注意:V3.2.0 以降のバージョンでのみ対応しています。 • ルートノードのモデルのみグループ化可能です • 一階層の組み合わせのみ設定可能です • 組み合わせは[リネーム]と[検索]に対応しています • 組み合わせは複数選択できません • 組み合わせはドラッグで並び替え可能です。グループ内のモデルのルートノードもドラッグで並び替え可能です • 組み合わせを選択し、右クリックまたはショートカットキー Shift+Ctrl+G でグループ解除可能です • 組み合わせ内のすべてのノードを削除すると、組み合わせは自動的に解除されます |
4.シーン内のモデル関連操作
4.1 モデルの選択
モデルリストとシーン編集画面の両方でモデルを選択でき、選択されたモデルはハイライト表示されます。
• モデルリスト:クリックするとモデルオブジェクトを選択可能です。 Ctrlキーを押しながらマウスの左ボタンをクリックすることで、複数選択や選択解除ができます。Shiftキーを押しながらマウスの左ボタンで連続選択ができます。
• シーン編集画面:モデルオブジェクトをクリックすると選択できます。 Shiftキーを押しながら、マウスの左ボタンで範囲選択を行うことで、複数のモデルオブジェクトを選択できます。
V3.2.0または以降のバージョンでは、シーン内でモデルを選定すると、リスト内の選択されたモデルが自動的にスクロールして位置を特定され、リストの一番上に表示されます。複数のモデルをドラッグで選択すると、リスト内で最も上位に表示されるモデルが一番上に表示されます。
注意:選択できるのはmeshのみです。
• モデル外のエリアや、上部ツールバーの[選択を取り消す]ボタンをクリックすると、選択が解除されます。
注意1:子階層のオブジェクトを単独で選択して操作できます。ただし、親階層のオブジェクトを選択した場合、操作対象には子階層のオブジェクトも含まれます。
注意2:V3.1.0 以降のバージョンでは、モデルの事前処理時に階層処理を行った場合、子階層まで処理が行われていると、子階層のオブジェクトを選択できます。親階層まで処理が行われている場合、シーン内で任意の子階層オブジェクトをクリックすると、全体の親階層オブジェクトが選択されます。

4.2 モデルの移動・回転・スケール
モデルオブジェクトを選択するとGizmoツールが表示されます。Gizmoを操作することで、モデルの位置、回転、スケール効果を調整できます。
1) Gizmo移動
• X 、Y 、Z 軸の矢印の先端にカーソルを合わせると色が変わり、ドラッグするとその方向にモデルを移動できます。
• 座標系中央の四角形エリアをドラッグすると、 モデルをXZ 平面上で自由に移動できます。

2)Gizmo回転:円の上にカーソルを合わせると色が変わり、マウスを動かすと回転角度を変更できます。

3) Gizmoスケール:X 、Y 、Z 軸の直線上にある小さな四角にカーソルを合わせると色が変わり、ドラッグすると対応する方向のスケールを変更できます。
右側の属性パネルで[スケール]の[固定比率]が有効になっている場合、 X、 Y、 Z軸は等比スケールされます。

4.3 モデルのコピー&貼り付け
モデルリストまたはシーン内でモデルを選択すると、コピー&貼り付けが可能になります。
• ショートカットキー Ctrl+C/Ctrl+Vでコピー&貼り付けが可能です。また、シーン内で右クリックして[コピーを作成]を選択すると、コピー&貼り付けが実行されます。
注意1:V2.4.0 では右クリックでの貼り付けオプションが廃止され、ボタン[コピー]をクリックすると自動的にペーストされるようになりました。
注意2:V3.2.0 以前のバージョンでは、右クリック時のオプション名は[コピー]でした。
• コピー&貼り付け後、デフォルトでペーストされたモデルが選択された状態になり、元のモデルと同じ位置に配置されます。手動で位置を調整する必要があります。

4.4 元に戻す・やり直す
[元に戻す]と[やり直す]は、[移動]・[回転]・[スケール]の操作にのみ適用されます。
V3.3.0 以降のバージョンでは、モデルの[表示/非表示]、[リネーム]、[モデル属性設定]の操作も[元に戻す]・[やり直し]に対応しています。
注意: GeoJSON/GLBモデルリソースを置き換えた後は、そのモデルの[元に戻す]・[やり直し]の履歴がクリアされます。
• 上部ツールバーのボタンを使用して、[元に戻す]や[やり直し]が可能で、ショートカットキー操作もサポートされています。Ctrl+Zは元に戻し、 Shift+Ctrl+Zはやり直しです。
• シーンを一度退出し、再度入場すると、前回の操作履歴は記憶されず、再操作が必要になります。

五.データレイヤー
3Dカスタムシーンコンポーネントでは、モデルデータレイヤーのみ追加可能です。
データレイヤーを追加してデータをバインドした後、レイヤーに [データ更新後] と [左クリック] イベントを追加することができ、モデルデータの表示、連動インタラクションなどの効果を実現できます。

V2.2.1 以降のバージョンでは、データレイヤーを設定したカスタムモデルは、プレビュー時にマウスをホバーするとアウトラインがハイライト表示されます。以下の図のように:

六.ツールバー
V2.2.0 バージョンではツールバーが最適化され、シーンの上部に固定表示されます。ツールバーの詳細な説明は以下の表の通りです:
設定項目 | 説明 |
クリックすると可視化カンバンのキャンバス画面に戻ります | |
![]() | スムーズレンダリングを有効にすると、シーン編集のパフォーマンスを向上させることができます |
![]() | ワンクリックでシーンの平面図、正面図、側面図を確認できます |
![]() | モデルを選択した後、クリックすると選択を解除できます |
![]() | [元に戻す] と [やり直す] 操作で、カスタムモデルの移動、回転、ズーム操作にのみ有効です |
![]() | シーンの視点調整の操作説明、および [カスタムモデル位置調整] と [モデル複数選択] の操作説明です |
