一. 概要
Finereportポータルを利用する時、テストシステムで開発し終わった後で、テンプレートを本番システムへと移行するのが普通です。
Finereport10.0は、帳票ファイルとポータル設定をテストシステムから本番システムへ移行する機能を追加しました。
二.操作手順
1. リソース移行のページに入る
1.デザイナを開き、[サーバ] - [FineReportポータル]を押して、ポータルに入ります。

2.[管理]-[スマート運用保守]-[メモリ管理]からメモリ管理ページに入ります。

2.リソースのエクスポート
1.リソースタイプは、既定ではディレクトリと設定されています。システムディレクトリにマウントされているノードやその権限設定も選ぶことができます。

2.エクスポートしたいディレクトリを選び、[権限設定を同時にエクスポート]するか設定します。その後、ファイル(ノード、ノード設定、権限設定を含む)をローカルにエクスポートします。既定では、ファイル名がresource.zipとなっています。

3.リソースのインポート

注:システムをバックアップしてから、リソースをインポートしてください。MySQLデータベースでは、照合順序をutf8_binに設定してください。
[2.リソースエクスポート]でエクスポートしたリソースをインポートします。

インポートする時、リソースがすでにシステムにすでに存在しているリソースと競合しているかどうか比較されます。比較の基準は、リソース名及びパスとなっています。インポートされたデータが競合している場合、インポート方式が上書きインポートと変わり、チェックボックスが[未選択]にされます。システムに既に存在しているリソースと競合していない場合、[直接インポート]と表示され、自動で[選択済み]と変わります。
のボタンをクリックすると、詳しい内容を確認できます。

パスが存在していない場合:自動で新たなパスが設定されます。
権限情報:[詳細]をクリックすると、権限情報を確認できます。まだ設定されていない部署/役割/ユーザがあるか表示されます。
インポートが失敗した場合、失敗した原因が表示されます(例えばエクスポートされたプロジェクトとインポートされたプロジェクトに同名同パスだがタイプが違うリソースがある場合)。インポートが成功した場合、即時に新たなリソースが利用可能になります。
