ディメンションフィルタの階層を調整

  • Last update:  2025-03-25
  • 一.概要

    対象ユーザ:フィルターの高度な利用者。本ドキュメントを学習する前に、フィルタ階層の応用に関する内容を完了する必要があります。これにより、フィルタ階層の調整に関する基礎知識を習得できます。

    1.バージョン

    バージョン

    機能変動

    6.1

    -

    6.1.5

    次元フィルタの適用レベルを第④レベルまで調整可能に

    2.応用シーン

    フィルタ階層の仕組みでは、フィルタおよび計算の順序はデフォルトで固定されています。しかし、フィルターの順序を調整したい場合もあります。例えば、次のようなケースを考えてみましょう。例えば、全期間でリピート購入したユーザの2021 年の注文状況を確認したい場合があります。この場合、 2つのフィルタが必要です。

    • ①年 = 2021年(第①階層

    • ②DEF関数を利用し、各顧客の購入回数が2回以上の結果を求めます(第②階層

    デフォルトでは、システムはまず第①歩のフィルタを適用します。しかし、この順序ではDEFの計算結果が「 2021 年におけるリピート回数」になり、「全期間のリピート回数」ではなくなってしまいます。第①歩がDEFの計算に影響を与えないようにしたい場合、フィルタ階層の調整機能を利用できます。

    3.機能紹介

    フィルタ階層の調整はディメンションのみに適用可能です。

    二.例示一:階層①を階層②に調整

    背景:例えば、全期間でリピート購入したユーザの2021 年の注文状況を確認したいです。

    サンプルデータをダウンロード:オフィス用品データ.xlsx

    1.コンポーネントの作成

    1)新しい分析テーマを作成し、サンプルデータをアップロードしてコンポーネントを入ります。以下の図のように:

     1-正式版.jpg

    2)計算フィールド「顧客数」を新規追加します。フィールド「顧客数」、「商品」、「売上高」をコンポーネントにドラッグし、各商品のリピート購入者数と対応する売上高を分析します。

    「顧客数」とは[顧客ID」をデカウントすることです。数式は:COUNTD_AGG(顧客)

     2-正式版.jpg

    3)計算フィールド「顧客が購入した注文数」を新規作成します。以下の図のように:

     3-正式版.jpg

    2.フィルタ条件の追加

    1)「顧客が購入した注文数」をフィルタにドラッグし、条件を「≥2」に設定します。以下の図のように:

     动图1.gif

    2)フィールド「契約締結日時」をフィルタにドラッグし、2021年のデータのみをフィルタリングします。以下の図のように:

     动图2.gif

    3.フィルタ階層の調整

    「①明細フィルタ」および「②DEF新規列フィルタ」の学習から、次の点が分かります:

    • 契約締結日時=2021年 :ディメンション自体に対するフィルタであり、デフォルトでは第一階層 ①明細フィルタに属します。

    • 顧客が購入した注文数≥2 :DEF新規列に対するフィルタであり、デフォルトでは 第二階層②新規列フィルタ に属します。

    これらのフィルタ条件の適用順序は以下の図のようになりますが、このままでは期待される結果を得ることができません。

     4-正式版.jpg

    全期間におけるユーザの再購入状況を統計するためには、新規DEF列の計算結果を取得した後、「契約締結日時=2021 」でフィルタリングを行う必要があります。

    【DEF新規列計算後、コンポーネントの集計計算前】に、適用されるフィルタ階層は ②新規列フィルタです

     5-正式版.jpg

    したがって、「契約締結日時=2021」のフィルタ階層を変更し、全期間の再購入データを計算した後、「契約締結日時=2021」のデータをフィルタリングします。以下の図のように:

    同じ階層内ではフィルタ条件に先後関係はなく、AND(かつ)条件として適用されます。

     6-正式版.jpg

    1)[次元フィルター順序を調節] をクリックします。以下の図のように:

     7-正式版.jpg

    2)「契約締結日時=2021」のフィルタ条件を「②新規列フィルタ」に変更します。以下の図のように:

    注意:指標はフィルタ階層の調整をサポートしていないため、この画面ではディメンションフィールドのみが表示されます

     8-正式版.jpg

    調整後の計算結果は以下の図のように、「全期間でリピート購入したユーザ」における「 2021 年の各商品の購入状況」を正しく取得できます。

     9-正式版.jpg

    三.例示二:階層①を階層④に調整

    背景:フィルタを使用して、神奈川県の各都市が全国の売上高のランキングで何位にあるのかを素早く確認したいです。

    1.コンポーネントの作成

    「オフィス用品データ」を使用してコンポーネントを作成し、「都道府県」、「都市」、「売上高」 のフィールドを分析エリアにドラッグし、売上高のランキングを計算します。以下の図のように:

     10-正式版.jpg

    2.フィルタ条件を追加

    「都道府県」 をフィルタに追加し、「都道府県は神奈川県に属する」 の条件を設定します。以下の図のように:

     动图3.gif

    3.フィルタ階層の調整

    これまでのフィルタ階層の学習から、次の点が分かっています。「都道府県=神奈川県」はディメンション自体に対するフィルターであり、デフォルトでは ①明細フィルタに属します

    現在の計算順序は以下の通りです:①まず神奈川県のデータを抽出します。②その後、各都市の売上高ランキングを計算します。この順序では、取得できるのは「神奈川県内での都市別ランキング」になってしまいます。

    しかし、求めたいのは「神奈川県の各都市の売上高が全国で何位にあるのか」というランキングです。  そのため、計算順序を次のように変更する必要があります。① まず全国の都市の売上高ランキングを計算します。  ② その後、神奈川県の都市のみをフィルタリングします。

     10-正式版-真的后面顺延.jpg

    [次元フィルター順序を調節] をクリックし、「都道府県=神奈川県」 のフィルタ条件を ④高速計算フィルタ に変更します。以下の図のように:

     11-正式版.jpg

    調整後のコンポーネント計算結果は以下の図のように表示されます。神奈川県の各都市が全国の売上高ランキングで順位です。以下の図のように:

     12-正式版.jpg

    四.フィルタ条件を元の階層に戻す

    [次元フィルター順序を調節] 画面で [自動] を選択すると、フィルタ階層を元の状態に戻すことができます。以下の図のように設定します。

     13-正式版.jpg

    五.調整可能なフィルタ階層

    ディメンションフィルタの種類によって、調整可能な階層が異なります。以下の表を参照してください:

    デフォルトの階層

    調整可能な階層

    第①階層でのディメンションフィルタ

    ディメンション自体のフィルタ

    • 分析エリアにドラッグし、[次元の場所に依存するグループフィルタリング]を有効化した場合、階層①、②、③、④ に調整可能

    • その他の場合、階層①、②のみに調整可能

    第②階層でのディメンションフィルタ

    指標に依存するディメンションフィルタ

    • 分析エリアにドラッグし、[次元の場所に依存するグループフィルタリング]を有効化した場合、階層②、③、④ に調整可能

    • その他の場合、階層①、②のみに調整可能

    DEF関数の出力に対するディメンションフィルタ

    • 分析エリアにドラッグし、[次元の場所に依存するグループフィルタリング]を有効化した場合、調整不可になる

    • その他の場合、階層①、②のみに調整可能

     


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