メモリ管理

  • 作成者:ayuan0625
  • 編集回数:34次
  • 最終更新:ayuan0625 于 2021-09-22
  • 一. 概要

    メモリ管理で、メモリ・プロセッサ利用率の確認・アラートができます。メモリ領域の使用率が設定値を上回っていると、メール、メッセージなどでアラートします。そのほか、セッションの確認・終了、スマートリリースの設定、テンプレート制限の設定、ライフサイクルの設定などができます。これらの項目を設定することで、サーバーの安定性が向上します。

    二.紹介

    1.メモリ管理のページに入る

    1.デザイナを開き、[サーバ] > [FineReportポータル]を押して、ポータルに入ります。

     2.[システム]-[スマート運用保守]-[メモリ管理]からメモリ管理ページに入ります。

    2.メモリアラート-リアルタイムメモリ

    1.グラフメモリの使用状況を表しています。最大30分のメモリ・プロセッサ使用率の記録を確認できます。

    2.メモリ使用率は、現在使用しているメモリと使用できる最大値との比率です。 

    • 現在使用しているメモリ:現在のメモリの大きさ(バイト) 

    • 最大メモリ:使用可能の最大メモリ量(バイト)、JVMに配分された最大メモリである。

    3.CPU使用率:現在のプロセッサ使用率。5秒おきに計測されます。

    3.スマートアラート

    1.既定では、スマートアラートがオンにされています。ポータルメッセージまたはメールでアラートメッセージを送ることが出来ます。(メールアラートを利用するためには、先にメールアドレスの設定をしなければなりません。詳しくは、Eメール管理を確認してください。)

    2.スマートアラート間隔制限:アラートの時間間隔は、最低5分と設定されています。

    4.メモリセッション

    1.メモリセッションのページで、アクティブセッション数、メモリ使用率、過去10分間の新規セッション数、過去10分間の終了セッション数を確認し、セッションを終了させることができます。 

    2.ディレクトリから3枚のテンプレートを開いた場合、[システム]-[スマート運用保守]-[メモリセッション]のアクティブセッション数は4となり、メモリ使用率が29.2%となり、過去10分間の新規セッション数が3となります。その下は、開いているテンプレートのリストです。

    3.テンプレートのリストは、[開始時間]でソートされています。セッションを選び、マニュアルでそれを終了させることができます。例えば、[ようこそ.cpt]を完了させた場合、アクティブセッション数が3となり、過去10分間の新規セッション数が4、過去10分間の終了セッション数が1となります。

    5.スマートメモリリリース

    1.スマートメモリリリースは既定ではオンとなっています。

    2.リリース方式

    • 使用率から判断: JVMの負荷計算機能で、システムの使用率をより的確に計測し、判断できます。

    • ダイナミックリリース:ユーザが最大値を設定する手間がなくなり、システムが自動で負荷からリリースストラテジーを選びます。システムの安定性がより高くなり、ユーザへの影響も少なくなります。

    6.テンプレート制限-汎用制限

    1.すべてのテンプレートに適用される制限:

    • [書き込みコード数制限]、既定ではオフにしており、その他4項目は全部オンに設定されています。エラーメッセージをカスタマイズできます。

    • 単一データセットの行数制限:テンプレートが使用しているデータセットの行数を制限できます。例えば30000行に設定すると、1つのデータセットの行数が30000を超えた場合にエラーメッセージが表示されます。

    • 単一データセットのセル数制限:テンプレートが使用しているデータセットのセル数を制限できます。例えば300000個に設定すると、1つのデータセットのセル数が300000を超えていれば、エラーメッセージが表示されます。

    • SQL実行時間制限:テンプレートがSQLを実行する時間を制限できます。例えば60に設定すると、SQLの実行時間が60秒を超えていれば、エラーメッセージが表示されます。

    • Excelインポートセル数制限:テンプレートへとインポートされるExcelファイルのセル数を制限できます。例えば300000個に設定すると、セル数が300000を超えているExcelをインポートする時に、エラーメッセージが表示されます。エラーメッセージは、右下のポップアップで表示されます。この制限は、Excelの一括インポートにも適用されます。一括インポートの場合の制限値は、ここの設定値と同じです。

    • 書き込みコード数制限:

      • デカルト積の禁止:[デカルト積を許可]は既定ではオフに設定されています。デカルト積の結果を書き込むときに、システムからエラーメッセージが表示されます。右下にエラーメッセージをポップアップすることで、書き込みの内容がなくなることを防げます。

      • デカルト積の書き込みを許可:大量のデカルト積によってシステムがハングアップすることを防ぐため、[デカルト積の書き込み]をオンにする前には、[書き込みコード数制限]を設定する必要があります。[書き込みコード数制限]をオンにすることで[デカルト積の書き込み]が可能になります。書き込みレコード数を30000までと制限した場合、3万行以上のデカルト積を書き込むと、システムからエラーメッセージが表示されます。右下にエラーメッセージをポップアップすることで、書き込みの内容がなくなることを防げます。  

    2.ユーザは制限を超えてエラーとなった場合、自ら fanruan.log を確認することで、問題を特定し解決することもできます。

    7.テンプレート制限-一部制限

    1.一部テンプレートのみが大量のデータを処理する必要がある場合、それらのテンプレートに単独で制限を設定し、他のテンプレートにはデフォルト制限のままにすることができます。一部制限の設定方法は、汎用制限と同じです。

    2.既定では、この機能がオフに設定され、一部制限をしないことになっています。テンプレートを選び一部制限を設定するとき、既定ではすべての設定項目がオンにされます。

    8.ライフサイクル

    1.セッションがアクティブになってからの時間を自動で計測します。操作がない時間が設定値に達すると、セッションがクリアされます。既定では60分となっています。

    2.この設定項目の許容範囲は、最小10分、最大10000分です。 






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