一.概要
[分析テーマ]でデータを追加した後、データを加工して、必要なデータを取得することができます。
データを分析する際には、まず追加したデータを処理し、その後で可視化分析を行う必要があります。
「①分析テーマの作成とデータの追加」でのプロセスを完了したら、まずそのデータが分析の要件を満たしているかどうかを判断します。
データの品質が良好であれば、直接可視化分析を行うことができ、本章をスキップして「③データ可視化(上)」を学習できます。
データに不備がある場合は、「セルフデータセット」を使用して、データを処理および分析する必要があります。
まず、本記事の例で学習するいくつかの機能シナリオについて簡単に説明します。
二.よくあるシナリオ
1.データ編集の紹介
データをアップロードする際、欠損値や重複データなどの不正確なデータ(いわゆる「ダーティデータ」)が含まれることがあります。この場合、データのフィルタリングやクリーニング処理を行い、ダーティデータを除去する必要があります。以下の図のように:
FineBIは、データの切り替え、複数テーブルの結合、分類集計、フィルタリングとソート、フィールド設定、数式列新規追加、集計列新規追加などの機能をサポートします。
データ編集画面で、データの処理を実行できます。赤色で示された領域では、データの調整やデータ分析ステップの追加が可能です。以下の図のように:
2.フィールドの調整
FineBI には[フィールド設定]機能があり、フィールドの非表示、順序の調整、リネーム、フィールドタイプの変更が可能です。以下の図をご参照ください:
ユーザーはヘッダーで直接編集するか、[フィールド設定]をクリックして編集することができます。
分析を行う際に、ディメンションフィールドが誤って指標として扱われている場合、フィールドタイプを変更する必要があります。
例えば、勤続年数が数値フィールドの場合、分析ができないため、テキストフィールドに変換する必要があります。以下の図をご覧ください:
三.アプリケーション例
1.粗利益の計算
次に、既存のフィールドである売上高とコストを使用して、粗利益を計算します。
[数式列新規追加]をクリックし、粗利益の計算式を入力します:粗利益 = 売上高-コスト。計算に使用するフィールドは、左側からクリックして有効にする必要があります。
完了したら、[保存して更新]をクリックします。これにより、データ編集内容が保存され、FineBIに更新されます。以下の図のように:
2.ヘッダ設定
ヘッダをドラッグして順序を調整します。Shift/Ctrlキーを押しながら複数のヘッダを選択し、選択後にフィールドの位置を移動できます。ヘッダをクリックすると、フィルタリングやソートが可能です。ヘッダをダブルクリックすると、リネームすることができます。以下の図をご参照ください:
3.データの更新
Excelの元データが変更された場合に、FineBIでデータを更新する方法を紹介します。通常、企業は FineBIをデータベースに接続しており、FineBI 内のデータは自動で更新されます。一方、ローカルの Excel テーブルは手動で FineBI にアップロードする必要があります。
[Excel を更新]ボタンをクリックし、[データ追加]を選択します。[確定]をクリックし、データを保存して更新します。(サンプルデータをダウンロード)
ここには2つのボタンがあります。[データ追加]ボタンは、同じフィールド形式の新しいデータを追加アップロードするために使用されます。[データ置換]ボタンは、元のデータを新しいデータセットで置き換えるために使用されます。
4.共有及び公開
ユーザがデータの処理を完了し、企業内の他のユーザもこのテーブルを利用して分析したい場合、データの公開を申請し、[公開データ]に公開することができます。
ただし、管理者の承認が必要で、承認後に公開が成功します。管理者の承認が通ると、そのデータは[公開データ]に表示されます。以下の図をご覧ください:
そのパスにアクセス権限を持つユーザは、[分析テーマ新規]をクリックし、自分の分析テーマにそのデータを追加して分析することができます。以下の図をご覧ください:
データを Excel にエクスポートしたい場合は、コンポーネントを追加し、すべてのフィールドを含む明細表を作成します。その後、[Excel にエクスポート]をクリックします。
四.次のステップ
データの準備が整ったら、可視化コンポーネントの作成に進み、データをテーブルやチャートの形式で表示します。
次の文「③データの可視化(上)」に進み、チャートの作成方法を紹介します。