④データの可視化(下)

  • Last update:  2025-03-28
  • 一.概要

    前文の「③データの可視化(上)」では、単一の表を使用して計算を行いました。ただし、表のみでは計算結果から有効な情報を引き出すことが難しい場合があります。本文で紹介するデータ可視化分析のスキルが重要です。

    なお、チャートの作成にあたっては、いきなり作成を始めるのではなく、まず表で必要なデータを準備することを推奨します。その後、準備したデータをもとにチャートを作成します。

    本文では、チャートの具体的な作成方法および分析手法について解説します。

    二.よくあるシナリオ

    この記事の例で説明するいくつかの機能シナリオを簡単に紹介します。

    1.チャートの選択方法

    FineBIには豊富なチャートタイプを提供しており、多様な可視化ニーズに対応できます。チャートはデータを直感的に表示するための効果的な手段です。

    1-修改版.jpg

    2.カスタムチャートの紹介

    カスタムチャートは、ユーザが多様な組み合わせグラフを作成でき、より自由なデータ探索のニーズに対応します。例えば、縦棒グラフと面積グラフを組み合わせることができます。以下の図のように表示されます:

    2-修改版.jpg


    3.ダッシュボードの紹介

    ダッシュボードは、複数のコンポーネントを組み合わせたパネルです。綿密に設計されたダッシュボードは、組織の業務を調整し、問題の核心を発見するだけでなく、他人に作成者が伝えたい内容を迅速に理解させることができます。また、作成者の分析を基づき、新たな視点を広げ、さらなる分析を深めることも可能です。

    3-修改版.jpg

    三.アプリケーション例

    1.円グラフの作成

    円グラフは、色分けによって異なるカテゴリのデータを比較し、各カテゴリと全体の割合関係を視覚的に表現するために使用されます。

    前文「③データの可視化(上)」では、グループ表を使用して異なる商品種類の売上高の割合を計算しました。グループ表と比較して、円グラフは割合の関係をより明確かつ直感的に可視化し、データの可視化を実現します。

    1)下部の[コンポーネントを追加]をクリックし、「商品種類」、「売上高」のフィールドを分析エリアにドラッグして、「異なる種類の商品売上高分析」のグループ表を作成します。

    2)[チャートタイプ]で、チャートタイプを[円グラフ]に切り替えます。

    3)割合の分布を簡単に確認するために、[角度]バー内の「売上高」フィールド横にあるアイコン1731320105133124.jpgをクリックし、プルダウンリストから[クイック計算]-[割合]を選択します。

    4)データ表示をより直感的にするために、「売上高」フィールドを[ラベル]バーにドラッグし、1731320125362363.jpgをクリックして、プルダウンリストから[数値形式]-[数字]-[数量単位]を選択し、単位を「万」に設定します。

    5)コンポーネント名を「異なる商品種類の売上高分析」に変更します。

    动图1-新.gif

    2.カスタムグラフの作成

    どのグラフを選ぶかまだ決まっていない場合や、1つのチャートで複数のグラフを組み合わせたい場合は、カスタムグラフを選択することをお勧めします。これにより、ニーズに応じてチャートを調整できます。

    前節「③データの可視化(上)」で作成した表は、視覚的に直感的ではなく、変化も強調できません。縦棒グラフと折線図を組み合わせて、より効果的な可視化を実現できます。

    2.1作成手順

    1)まず、「粗利益 - 前期比成長率」のグループ表を作成します。

    下部のアイコン4-修改版.jpgをクリックし、コンポーネントを追加します。フィールド「日付」、「粗利益」を分析エリアにドラッグします。

    日付グループを変更します:指標分析エリア内の「売上高」フィールド横にあるアイコン1731320436955156.jpgをクリックし、プルダウンリストに「年月」を選択します。

    毎月の粗利益の変動を計算します。もう一つ「粗利益」フィールドをドラッグし、アイコン1731320473581867.jpgをクリックして、プルダウンリストで[クイック計算] - [同期比/前期比] - [前期比増長率]を選択します。計算されたフィールド名を「粗利益 - 前期比成長率」に変更します。

    前期比成長率:毎月の粗利益を示し、前月と比較して増加か減少か、その変化幅を把握できます。

    2)次に、チャートのタイプを[カスタムチャート]に変更します。[チャート属性]-[粗利益]をクリックし、形状を[線]に設定します。

    3)二重の数値軸を設定します。「粗利益 - 前期比成長率」の横にあるアイコン1731320497984539.jpgをクリックし、プルダウンリストで[数値軸設定]-[右数値軸]-[確定]を選択します。

    动图2.gif

    グラフ属性の説明:

    [チャート属性]では、[全部]の指標属性、または「粗利益」、「粗利益-前期比成長率」の個別属性を設定できます。

    二重の数値軸について:

    2つの指標が同じ右数値軸を共有すると、データの差が大きい場合、表示が不適切になることがあります。

    まず、指標の表示形式が[指標集計]であることを確認してから、二重数値軸を設定できます。

    7-修改版.jpg

    2.2カスタムチャートの美化

    グラフ色の設定

    負の成長を示す「粗利益-前期比成長率」を強調したい場合は、[チャート属性]-[粗利益-前期比成長率]-[色]で設定できます。

    1)[チャート属性]-[粗利益-前期比成長率]-[色]に[粗利益]を追加し、前期比成長率を計算します。

    2)8-修改版.jpgをクリックし、[色]設定に入り、[区間グラデーション]-[カスタマイズ]を選択し、[区間の個数]を2に設定し、値<0の時は赤、値>0の時は青に設定します。

    数値形式の変更

    1)データをわかりやすく表示するために、[チャート属性]-[粗利益]をクリックし、[ラベル]バーに[粗利益]フィールドをドラッグし、フィールドの数値形式を変更して、単位を[万]にします。

    2)[チャート属性]-[粗利益]をクリックし、[ラベル]バーに[粗利益]フィールドをドラッグします。アイコン6-修改版.jpgをクリックして、プルダウンリストで[クイック計算] - [同期比/前期比] - [前期比増長率]を選択します。

    动图3.gif

    折線図を最前面に表示するには、指標の順序を調整することで実現できます。

    凡例の設定

    グラフ属性の色、サイズ、形状、ヒートカラー、半径にフィールドがある場合、対応する凡例を生成できます。デフォルトで[全部]-[色]に[指標名]フィールドを追加して凡例を生成します。

    数値軸を設定した後、凡例の位置がグラフを覆ってしまう場合、凡例をグラフの下に表示することができます。[コンポーネントスタイル]-[凡例]-[位置]を開き、「下」に設定することで実現できます。

    3.ダッシュボードの作成

    完成したコンポーネントはまだ散らばっている状態で、そのままでは同僚や上司に共有するのに適していません。ダッシュボードを作成し、既に存在したコンポーネントを論理的に統合して分かりやすく表示することができます。

    分析テーマの下にあるアイコン1731321866948024.jpgをクリックし、ダッシュボードを追加します。コンポーネントをダッシュボード内にドラッグし、位置を調整します。

    动图4.gif

    四.次のステップ

    これで分析結果を取得できました。次は「⑤分析テーマの共有」に進み、ダッシュボードを部署マネージャーと共有する方法を紹介します。

    また、コンポーネント間の連動を実現するために、「⑥ダッシュボードのインタラクションを追加」を確認することもお勧めします。



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