プラットフォームログ

  • 作成者:ayuan0625
  • 編集回数:39次
  • 最終更新:ayuan0625 于 2021-09-22
  • 一. 概要

    プラットフォームログは、ポータルの運用状況を分析するツールです。プラットフォームログから、アクセス統計、ユーザの動作、テンプレート人気度、性能モニタリング、管理ログ、エラーログなど、システム運用状況の記録を確認できます。

    二.操作手順

    1. 管理ポータルページに入る

    1.デザイナを開き、[サーバ]-[FineReportポータル]を押して、ポータルに入ります。


    2.[システム]-[スマート運用保守]-[プラットフォームログ]から管理ページに入ります。

    2. グローバル設定でシステムログレベルを変更する

    1.%FR_HOME%\logsのログレベルを調整します。

    2.システムログの出力のみに影響し、操作ログには影響しません。既定ではERRORとなっています。下の画像の通りです。

    2.ログレベルには5種類あります。

    • DEBUG:イベントを最も細かく出力します。プログラムの開発・調整のために必要な運用情報などを含みます。

    • INFO:プログラムの運用過程を記録します。DEBUGより簡略しています。重要な情報、または気になる情報を出力します。プロダクション環境で[INFO]に設定すると重要な情報を出力しますが、不必要な時には、過多のログを出力していまいます。

    • WARNING:エラーメッセージ以外の潜在な危険も出力します。時には開発者に役立つ情報があります。

    • ERROR:システム運用に差支えがない程度の、エラーまたは異常を出力します。ログの量を抑制したい時は、ERRORに設定してください。

    • FATAL:致命的な問題を出力します  。FATALレベルのイベントが発生すると、プログラムはこれ以上実行することができなくなります。

    3. ログクリアのグローバル設定

    1.%FR_HOME%\webapps\webroot\logs\cubesにおけるログファイルをクリアします。自動クリアまたは手動クリアに設定できます。

    3.1.自動クリア

    既定では3カ月に1回と設定しています。3ケ月以内のデータが保存されます。

    3.2.手動クリア

    既定では最近3ケ月の内容を保存しています。0日、1日、1週間、1ケ月、3ケ月、6ケ月、12ケ月に設定できます。

    注1:最近3ケ月とは、現在より3ケ月前の記録です。例えば、2019年8月19日にクリアすると、2019年8月19日から8月19日までの内容が保留されます。

    注2:ログファイルをクリアしても、cubeフォルダの容量が依然として大きい事があります。cubeに含めるファイルがクリアされているものの、フォルダがクリアされていないのが原因です。フォルダが非常に多い場合、占めている容量も大きくなります。

    注3:クリア後に表示される[現在のログサイズ]は、ディスク上に占めている容量ではなく、すべてのファイルの合計です。

    3.3.アラートクリア

    ログファイルが膨大になっている時にユーザへアラートします。管理者などのユーザは、手動でログファイルをクリアして、ログファイルの容量を減らすことができます。

    アラートクリアを[オン]にして、トリガー条件を設定します。例えばログファイルが5120MBを超えた場合。

    SMSアラートは、現在では日本の携帯電話に対応しておりません。メールアラートをオンにする前には、先にメールサービスを設定する必要があります。

    4.アクセス統計

    [グローバル設定]から[アクセス統計]のページに戻ります。ディレクトリ、または帳票へのアクセス回数・アクセス方式を確認できます。

    注:クラスターでは、アクセス先のノードにかかわらず、全ノードのログデータを確認できます。

    4.1.アクセス回数

    • オレンジ色の折れ線は、アクティブなユーザ数です。ユーザ数とは、当日にどれぐらいのユーザがアクセスしたかを指します。

    • 緑色の折れ線は、アクティブなテンプレート数です。テンプレートへのアクセス回数とは、当日にどれぐらいのテンプレーへアクセスしたかを指します。

    • 水色の折れ線は、アクセス数です。アクセス数とは、当日にテンプレートが閲覧、印刷、実行された回数を指します。  

    4.2.サーバの使用状況
     

    現在のオンライン人数、アクセスされたリソース、テンプレート名、アクセスユーザ、アクセスIP、アクセス開始時間が表示されています。

    4.3.テンプレートアクセス明細

    • ディレクトリとテンプレートへのアクセスを記録しています。操作時間、操作IP、操作タイプ(改ページプレビュー、書き込みプレビュー、データ分析など)、役割(ユーザの役割)、ユーザIDなどが表示されています。

    • 時間帯を選び、既定では[前日]から[当日]までとなっています。[絞り込み]をクリックすると、当該時間帯の明細が表示されます。


    • または[詳細絞り込み条件]をオンにして、検索したい内容を選び、[絞り込み]をクリックすると、当該条件満たしている内容が表示されます。下の画像の通りです。

    • [エクスポート]をクリックすると、明細がlogファイルにエクスポートされます。

    5.ログファイルでは、操作タイプが数字で表示されています。定義済みのログメッセージは下の表が示している通りです。

    数字

    タイプ

    0

    改ページプレビュー

    1

    オンライン分析

    2

    書き込みプレビュー

    3

    ダッシュボードプレビュー

    4

    グリッド型エンジン

    5

    オンライン編集

    6

    新しい書き込み 

    10

    Excel改ページエクスポート

    11

    Excel標準エクスポート

    12

    Excel単ページエクスポート

    13

    Excel改ページシート別エクスポート

    14

    PDFエクスポート

    15

    Wordエクスポート

    16

    SVGエクスポート

    17

    CSVエクスポート

    18

    テキストエクスポート

    19

    JPG画像エクスポート

    20

    PNG画像エクスポート

    21

    GIF画像エクスポート

    22

    BMP画像エクスポート

    23

    WBMP画像エクスポート

    24

    ビルトインデータセットテンプレートのエクスポート

    25

    HTMLエクスポート

    26

    書き込みHTMLエクスポート

    27

    BIからExcelをエクスポート

    30

    Flash印刷

    31

    PDF印刷

    32

    Applet印刷

    33

    ゼロクライアント印刷 

    34

    ローカルソフトウェア印刷

    101

    BIテンプレート閲覧

    102

    BIテンプレート編集

    103

    BIテンプレートシェア

    5.ユーザの操作

    1.時間帯を設定し、その範囲内のユーザのアクセス回数、操作(閲覧、エクスポートほか)などを確認できます。

    2.グループ別でアクセス明細を表示します。時間帯、ユーザの範囲を設定して、当該時間帯のポータルへのアクセスを検索できます。詳しい内容は下の画像の通りです。

    3.ユーザIDのハイパーリンクをクリックすると、当該ユーザの操作明細が表示されます。

    6.テンプレート人気度

    1.テンプレートへのアクセス回数を分析することで、管理者は多く利用されているテンプレートを確認できます。時間帯を設定し、その範囲内のテンプレートへのアクセス回数(閲覧、エクスポート、印刷などを含む)などを確認できます。

    2.アクセス回数で逆順表示されています。テンプレート名は、ポータルで表示されているテンプレートの名称であり、パスはテンプレートファイルのパスです。下の画像の通りです。

    3.テンプレートパスのハイパーリンクをクリックすると、当該テンプレートへの詳細なアクセス状況が時間順で表示されます。

    7.性能モニタリング

    1.システムの性能向上に役立つテンプレートのレスポンス時間が記載されています。

    2.アクセスされたテンプレートの最長・最短・平均レスポンス時間、メモリ使用が表示されています。時間帯と操作タイプを設定します。下の画像の通りです。

    3.[詳細情報]をオンにします。詳しい内容は下の画像の通りです。

    8. 管理ログ

    1.アクセス記録に類似しています。[絞り込み]をクリックすると、操作ユーザ、アクセスされたリソース、操作タイプなどのログデータが表示されます。

    2.操作タイプは以下の表を確認してください。

    • ディレクトリ管理-ノード/テンプレート/リンク/ワークフローラベル:追加/更新/削除

    • ユーザ管理-グローバル設定/ユーザ/部署/部署の役職/役職/役職の人員/役割/役割の人員/ポータルユーザ/モバイルプラットフォームユーザ:追加/更新/削除

    • 権限管理-グローバル設定/権限項目の設定/リユース:追加/更新/削除

    • システム管理-ログイン/標準/印刷/SMS/Eメール:オン/オフ/更新

    • バックアップ・リカバリ-グローバル設定/プラットフォーム設定/帳票テンプレート/Jarファイル/プラグイン/アップグレード:オン/オフ/追加/更新/削除/リカバリ

    • プラットフォームログ-ログ設定/アクセス統計/ユーザ操作/テンプレート人気度/性能モニタリング:更新/エクスポート

    • メモリ管理-メモリアラート/メモリセッション/スマートリリース/テンプレート制限/ライフサイクル:完了/更新

    • データ接続:追加/更新/削除

    • 登録管理:更新

    • セキュリティ管理-SQLアンチインジェクション:オン/オフ/更新

    • タスクスケジューラ-タスク管理/グローバル設定:追加/更新/削除

    • 承認ワークフロー-承認ワークフロー/承認

    • モバイルプラットフォーム-モバイルプラットフォーム/設備バインド/QRコード設定:オン/オフ/更新

    • テンプレート認証-グローバル設定/権限項目の設定:追加/更新/削除

    • リモート設計権限-権限設定:更新

    • プラグイン管理:インストール/削除/有効化/無効化/更新

    3.[詳細絞り込み条件]をオンにします。下の画像の通りです。

    9. エラーログ

    1.[絞り込み]をクリックして、シンプルなエラーメッセージ、エラーが発生した時間、エラーがあるテンプレートなど、エラーログを確認します。


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