一.概要
帳票の実行結果を、定期でデータベースまでエクスポートできます。帳票テンプレートを設定することで、定時でデータの読み込み、計算、データベースへの書き込みができます。
例えば、各支社のデータベースに保存されている販売業績を毎月に一度集計することにします。[定時的に書き込み]の機能を活用すれば、かく支社の業績データは本社のデータベースに伝送できます。
二.操作の概要
最初に日次報告書を作って当日の在庫状況を集計します。スケジューラタスクを設定して帳票を毎日に実行して、当日のデータを集計します。その後、もう一つのデータベースにセーブします。
1.テンプレート作成
データクエストds1を作成して、開始・終了時間のデータセットパラメータを設定して、当日分のデータを選び出します。
ds1
SELECT [ Date ], Warehouse_entry, Discharge_from_warehouse FROM Inventory WHERE [ date ]>= '${p_start_time}' AND [ date ]<= '${p_end_time}' ORDER BY [ date ] |
2.パラメータの追加
パラメータパネルで開始・終了時間のパラメータ$p_start_timeと$p_end_timeを追加します。二つのパラメータをテキストウィジェットに設定します。
テキストウィジェットをクリックして、[ウィジェット値]では[数式]を使って開始・終了時間に設定します。starttime の値に Format(today(),"yyyy-MM-dd 00:00:00") を入力します。endtime の値に Format(today(),"yyyy-MM-dd 23:59:59") を入力します。
3.帳票作成
データをセルにドラッグ&ドロップして、スタイルを設定して保存します。
2.書き込み属性の設定
ツールバーの[テンプレート]-[帳票書き込み属性]に入り、ビルドインSQLを追加し、日付と当日集計を新しいテーブルInventory_sumに保存します。
3.スケジューラタスク
名称を入力します。既定ユーザグループを設定しなくても構いません。
2.スケジューラプロジェクト
帳票を選び、タイプを[書き込み]と設定します。
パラメータの既定値は、デザイナにおけるパラメータ数式の設定値と同じです。タイプを[数式]に設定して、下の数式を直接にコピーします。
p_start_time:=Format(today(), "yyyy-MM-dd 00:00:00" ) p_end_time:=Format(today(), "yyyy-MM-dd 23:59:59" ) |
ファイル名は、 ${today()} Inventory Flow Report に設定できます。
3.スケジューラ周期
実行頻度から、頻度の詳細設定をします。[追加]をクリックして、実行時間を毎日の16時0分にします。月の設定をすべての月にして、タスクのリスタート頻度を設定します。
4.ファイル処理
注意:予め該当ユーザグループにディレクトリの閲覧権限を配分しなければなりません。