一.概要
毎日の帳票データをエクスポートできます。例えば、毎日0時から23時59分59秒までのデータを、ファイルとして保存する、または日次報告書としてほかのユーザにシェアすることができます。
本マニュアルでは、日次レポートを通して、タスクスケジューラの機能を説明します。
二.毎日レポート実例
1.テンプレート作成
ここでは、Inventoryのテーブルを例にします。タスクスケジューラを設定して、当日の出庫、入庫の情報を開発部に報告します。
1.1.データソースの準備
データセットds1を作成して、開始・終了時間のデータセットパラメータを設定して、当日分のデータを選び出します。
ds1
SELECT [ Date ], Warehouse_entry, Discharge_from_warehouse FROM Inventory
WHERE [ date ]>= '${p_start_time}'
AND [ date ]<= '${p_end_time}'
ORDER BY [ date ]
|

1.2.パラメータの追加
1.パラメータパネルで開始・終了時間のパラメータ$p_start_timeと$p_end_timeを追加します。二つのパラメータをテキストウィジェットに設定します。

2.テキストウィジェットをクリックして、[ウィジェット]値では数式を使って開始・終了時間を表示します。starttime の値に Format(today(),"yyyy-MM-dd 00:00:00") を入力します。endtime の値に Format(today(),"yyyy-MM-dd 23:59:59") を入力します。

1.3.帳票作成
データをセルにドラッグ&ドロップして、スタイルを設定して保存します。

2.スケジューラタスク
管理者としてポータルにログインします。[システム]-[タスクスケジューラ]-[タスク追加]をクリックして、新たにタスクを追加します。
2.1.基本設定
名称を入力[デフォルトユーザグループ]-[部署]でdevelopmentを選びます。

2.2.スケジューラプロジェクト
帳票を選びます。パラメータの既定値は、デザイナにおけるパラメータ数式の設定値と同じです。タイプを[数式]に設定して、下の数式をコピーします。
p_start_time:=Format(today(), "yyyy-MM-dd 00:00:00" )
p_end_time:=Format(today(), "yyyy-MM-dd 23:59:59" )
|
ファイル名は、 ${today()} Inventory Flow Report に設定できます。

2.3.スケジューラ周期
実行頻度から、頻度の詳細設定をします。[追加]をクリックして、実行時間を毎日の15時0分にします。月の設定をすべての月にして、タスクのリスタート頻度を設定します。
2.4.ファイル処理
1.[次ステップ]をクリックして、プラットフォームマウントをクリックします。プラットフォームマウントのページでディレクトリを選んで名称を設定します。
注意:予め該当ユーザグループにディレクトリの閲覧権限を配分しなければなりません。

2.プラットフォーム通知など、その他の通知も設定できます。最後に保存します。

2.5.実行情報を確認

三.効果をプレビュー
1.開発部のアカウントMikeでポータルにログインします。最初の実行が完了すると、設定されたディレクトリに日次報告書が表示されます。

2.プラットフォームにも、システム通知が表示されます。

3.作成されたタスクスケジューラファイルは、WEB-INF/scheduleフォルダに保存されています。
