一.概要
バーコードは幅が異なった多数の黒長方形と空白を、一定のコード規則に従って排列することで情報を表す図形です。
バーコードにはさまざまな種類があります。情報を持つ規模によって、一次元バーコードと二次元バーコードに分けられています。
Finereportデザイナーの中には多種類の一次元バーコード、二次元バーコードがあります。ユーザは自分のニーズに応じてバーコードを作ることができます。
二.説明と操作手順
1.一次元バーコード説明
よく見られる一次元バーコードには、だいたい20種類あまりのコード形式があります。Code39コード、Codabaコード、Code25コードなどが含まれます。
ここではCode39コードを例として一次元バーコードを紹介します。
Code39 コードは、数字、アルファベットから組み合わされ、主に工業、図書、チケットなどの自動化管理に用いられます。FineReportではほぼすべてのバーコード形式をサポートしています。
2.一次元バーコード制作-帳票を新規作成
データベースクエリを新規作成し、以下のSQL文を入力します。
SELECT
*
FROM
ORDERS
関係するデータ列をA2:E2に入れ、A2:D2の展開方法を縦方向に設定します。E2は展開せず、E2のデータを集計に設定します。
セル書式を設定します
3.一次元バーコード作成-バーコードの設定
A2を選択し、[セル属性]-[形式]-[バーコード]を選択します。
タイプ設定は既定の[CODE39]にします。
バーコードの幅と高さを設定できます。対応しているセルの内容を同時に表示するかどうかの設定もできます。
プレビューで確認します。
4.二次元バーコード説明
一次元バーコードに比べると、二次元バーコードはより大量のデータを記録する複雑なバーコードです。二次元バーコードには「ミス容認制度」と「定位ポイント」があり、情報の識別に役立ちます。
本マニュアルではQRcodeを例として二次元バーコードを紹介します。
QRコードは二次元バーコードの1種であり、最も使用されている二次元バーコードです。ユーザは様々な方法を通してQRコードが保存している情報を獲得できます。
5.二次元バーコード-バーコードの設定
一次元バーコードの紹介で設定したデータを使います。
A2を選択し、[セル属性]-[形式]-[バーコード]-タイプ設定[QRcode]に設定します。
6.二次元バーコード作成-スタイルの変更
バージョン:容量を指します。バージョンが高ければ高いほど、情報容量が多くなります。既定の場合は表示内容の大きさによって、自動的にバージョンの番号を調整します。カスタマイズで選択することもできます。
誤り訂正:誤り訂正の容量を指します。L級は 7%、M 級は15%、Q級は25%、H級は30%のコードが修正可能です。
画素:QRコードの最小単位画素を設定します。
プレビューで確認します。