一.説明
FineReportデザイナを使用してテンプレートを設計するには、最初にFineReportで帳票をデザインする考え方を知り、その考え方に沿い、FineReport帳票のすべての機能を理解する必要があります。
FineReport帳票の作成プロセスは次の画像の示すとおりです:

1.データを準備
テンプレートを作成する前に、データが格納されているデータベースのタイプ、データベースのアドレス、データベースにアクセスするためのユーザー名とパスワードを確認しておく必要があります。次に、FineReportデザイナで新しいデータ接続を作成し、データベースとデザイナの橋渡しを構築します。
2.新規テンプレートとデータセット
データ接続が作成された後、テンプレートを追加する必要があります。データ接続はプロジェクトで使われるため、実質的にデータベースからデータを取り出すことではありません。
故に、特定のテンプレートに新しいデータセットを作成し、データ接続を通じてデータベースからデータを取得する必要があります。
3.テンプレートデザイン
データの準備が完了したら、テンプレートを設計します。テンプレートの設計は、FineReportをマスターするに最も重要な内容です。FineReportでのテンプレート設計を帳票設計、パラメータ設計、図表設計、書き込み設計の4つの部分に分けています。これらの部分は、FineReportテンプレートの主な使用方法です。帳票設計は単なるデータの表示で、パラメータ帳票はデータのダイナミッククエリであり、図表設計は図表でデータを表示することであり、書き込み設計はデータを入力し、データベースにデータを書き込むことであります。操作中は、実際の状況に応じてどのような使用方法を用いるか、また、どの使用方法をいくつか組み合わせて使用するかを決めるべきです。
4.プレビュー
テンプレート設計が完了したら、テンプレートをプロジェクトディレクトリに保存すると、プレビューを表示でき、Web端末でテンプレートの効果を表示できます。
二.インデックス
| タイトル | 内容 | マニュアルリンク | |
|---|---|---|---|
| 第1章 | データ接続 | ||
| 1.1 | JDBCデータ接続 | Oracle(オラクル)データベースへの接続を例にし、JDBCによるデータベースへの接続の操作手順を紹介します | JDBCデータ接続 |
| 1.2 | その他データ接続 | JSONファイル、MongoDBとの接続 | MongoDBデータ接続 |
| 第2章 | データセット | ||
| 2.1 | データベースクエリ | SQL文を直接に使用し、データソースのデータベーステーブルに対し、必要なデータフィールドを選択します。 | データベースクエリ |
| 2.2 | ビルトインデータセット | データベーステーブルと類似した形のオリジナルテーブルを新規作成し、テンプレートのデータソースとして帳票を設計することができます。 | ビルドインデータセット |
| 2.3 | TXTとXMLデータセット | 一連のTXTまたはXMLテキストファイルをデータソースに読み込みます。 | TXTとXMLデータセット |
| 2.4 | Excelデータセット | 一連のXLSファイルをデータソースに読み込みます。 | Excelデータセット |
| 2.5 | 関連データセット | 複数のデータソースでのフィルタ処理、異なるデータベースにアクセス、異なるデータソースから1つのデータセットを作成します。 | |
| 2.6 | ツリーデータセット | ウィジェットがツリーデータセットをバインドすると、Webを表示する際に、樹形階層構造が自動的に生成されます。 | |
| 第3章 | 帳票デザインタイプ | ||
| 3.1 | 帳票デザインタイプ | FineReportテンプレート設計には、一般テンプレート設計、ダッシュボード設計、ブロック帳票設計の3つのテンプレート設計タイプが含まれます。 | |
| 3.2 | 一般テンプレート設計 | 一般テンプレート設計は、帳票設計、パラメータ設計、図表設計、書き込み設計の4つの部分に分かれています。 | 一般帳票設計 |
| 3.3 | ダッシュボード設計 | ダッシュボードを通じ、モバイル端末の自動調整、コンポーネント間の連動を実現します。 | |
| 3.4 | ブロック帳票設計 | ブロック帳票とは、1つの帳票に複数のモジュールが含まれ、各モジュールは、個々の帳票または図表のようなものであり、ブロックの間は比較的独立しており、互に影響を及ぼさないことを指します。 | |
| 第4章 | 帳票プレビュータイプ | ||
| 4.1 | 帳票プレビュータイプ | FineReportには複数のプレビューモードがあります。具体的には、改ページプレビュー、書き込みプレビュー、新書き込みプレビュー、データ分析、モバイル端末プレビューがあります。 | |
| 4.2 | 改ページプレビュー | FineReportのデフォルトのプレビュー方法であります。普通は分析のために帳票データを示す必要がある場合に使用されています。 | |
| 4.3 | 書き込みプレビュー | Web端末でデータを記入するテンプレートをプレビューする用の方法であり、通常は修正したデータを書き込む必要がある場合のみ使用されています。 | |
| 4.4 | データ分析 | データ分析モードでも帳票を表示できます。帳票の結果をページなしでプレビューしたり、オンラインで分析したりすることができます(ソート、二次フィルタなど)。 | |
| 4.5 | 新書き込みプレビュー | 新書き込みプレビューは新しいスタイルのウィジェットを採用し、高速ロード、改ページの特性を持っています。 | |
| 4.6 | ダッシュボードプレビュー | ダッシュボードプレビューは、ダッシュボード設計モードのプレビューを表示することであります。 | ダッシュボードプレビュー |